【タイム結果】スーパーGT第7戦もてぎ公式練習/ARTA NSX-GTとPACIFIC NAC CARGUY Ferrariが最速タイムを記録

　2021年シーズンのスーパーGT第7戦『MOTEGI GT 300km RACE』がツインリンクもてぎで開幕した。11月6日9時25分から公式練習が行われ、GT500クラスはARTA NSX-GTの福住仁嶺、GT300クラスはPACIFIC NAC CARGUY Ferrariのケイ・コッツォリーノが最速タイムを記録している。

　7月に開始された第4戦に続き、シーズン2度目の開催となったツインリンクもてぎ。終盤2戦目となり、全車のサクセスウエイトも半減するなかで迎えた第7戦の公式練習は、気温13度、路面温度22度、湿度52％と冬らしさを感じさせる晴天のもと、ドライコンディションでスタートを迎えた。

　セッション開始から11分、GT500がまだチェックラン＆ウォームアップランを行うなか、GT300クラスのPACIFIC NAC CARGUY Ferrari（SW：21kg）のケイ・コッツォリーノが計測5周目で、GT300のコースレコードに匹敵する1分45秒962を記録。セッション開始早々に、2019年第8戦のQ2でアレックス・パロウ（McLaren 720S）が記録した1分45秒907に匹敵するタイムを叩き出し、前戦オートポリスから続く好調ぶりを見せる。

　セッション中盤にはGAINER TANAX GT-Rの右リヤにModulo NSX-GTの左フロントが接触するも、他にコース上でのマシンストップやクラッシュなどのアクシデントはなく、粛々とセッションは進められた。

　11時にGT500／GT300クラスの混走が終了を迎え、GT300クラスの10分間の占有走行が開始されると、各車午後に行われる公式予選を想定したアタックが開始。GT300のターゲットタイムは、PACIFIC NAC CARGUY Ferrariの1分45秒962となる。

　しかし、コッツォリーノが記録した1分45秒962を越える車両は現れず、PACIFIC NAC CARGUY Ferrariがトップのまま、GT300占有走行は終了となった。2番手にはJLOC ランボルギーニ GT3（SW：39kg）が続き、3番手にUPGARAGE NSX GT3（SW：5kg）、4番手に埼玉トヨペットGB GR Supra GT（SW：45kg）、5番手にARTA NSX GT3（SW：45kg）が続いた。

　なお、ランキングトップで第7戦を迎えたSUBARU BRZ R&D SPORT（SW：75kg）は8番手、ランキング2番手のリアライズ 日産自動車大学校 GT-R（SW：57kg）は15番手タイムを記録している。

　11時10分から開始されたGT500クラス占有走行では、ARTA NSX-GT（SW：35kg）の福住仁嶺が計測14周目に記録したターゲットタイムの1分37秒110を越えるべく、セッション残り7分となったところで各社は続々とコースイン。

　ウォームアップを経て、残り1分弱というところから各車アタックを開始。Astemo NSX-GT（SW：44kg）の塚越広大、Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT（SW：13kg）の大湯都史樹、KeePer TOM’S GR Supra（SW：30kg）のサッシャ・フェネストラズが自己ベストを更新するも、いずれも福住には届かず。

　そんななか、福住が計測33周目に1分36秒715を記録。自身が序盤に記録したタイムを0.4秒更新し、トップを守ったまま公式練習を終えた。2番手にはKeePer TOM’S GR Supra、3番手のRed Bull MOTUL MUGEN NSX-GT、4番手にAstemo NSX-GT、 5番手にModulo NSX-GT（SW：5kg）が続いた。なお、ランキングトップのSTANLEY NSX-GT（SW：60kg）は10番手で公式練習を終えている。

　スーパーGT第7戦『MOTEGI GT 300km RACE』の公式予選はこの後、14時20分から開始される。シリーズタイトル争いを占う意味でも、1周たりとも目が離せないセッションとなりそうだ。

■2021スーパーGT第7戦もてぎ GT500公式練習結果（編集部計）

■2021スーパーGT第7戦もてぎ GT300公式練習結果（編集部計）