11月16〜17日のスーパー耐久第7戦富士は9クラス65台がエントリー。ST-X、ST-Qに注目の名も

　11月7日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONEは、11月16〜17日に静岡県の富士スピードウェイで開催される第7戦『S耐ファイナル 富士』のエントリーリストを発表した。9クラス65台ものエントリーを集め、シーズン最終戦が盛大に争われることになりそうだ。

　2024年のスーパー耐久シリーズもいよいよ最終戦。前戦岡山に続き、今回も全9クラスが参加するが、今回は4時間レースで65台が一斉に戦うレースとなる。注目のエントリーも多数みられる。5台が参戦するST-Xクラスでは、Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3がアメリカでIMSAテストに臨む太田格之進を欠くものの、新たにジョアオ・パオロ・デ・オリベイラという強力なBドライバーが加わった。オリベイラはGTワールドチャレンジ・アジアでもクラフト・バンブー・レーシングのメルセデスAMGをドライブした経験がある。

　またST-TCRクラスは、岡山でKMSA MOTORSPORT Nのヒョンデ・エラントラN TCRが参戦したが、今回はこれに代わって既報のとおりチームセレクトホテルズグループがホンダ・シビック・タイプRでST-5クラスから移行する。

　一方、メーカーの開発車両が参加できるST-Qクラスは、第2戦富士とならび8台ものエントリーを集めることになった。MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptやSUBARU HighPerformanceX Future Conceptはパフォーマンスアップが期待されているほか、Team HRCのHonda CIVIC TYPE R CNF-Rには大津弘樹に加え、伊沢拓也と武藤英紀という参戦開始時にドライブしたふたりが乗り込むことになった。

　またORC ROOKIE Racingからは、水素エンジンを積むORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptがひさびさに登場する。そして第7戦岡山を欠場した28号車は、これまでの『ORC ROOKIE GR86 CNF concept』から『ORC ROOKIE GR86 Future FR concept』に名称が改められている。どうやらなんらかの変更があるようだが、こちらの内容も気になるところだろう。

　今回の第7戦は『S耐ファイナル 富士　大感謝祭』として多数のイベントも用意されるほか、同時開催でKYOJO CUPエキシビションレースが開催される。14台がエントリーしており、見どころが多そうだ。

ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第7戦『S耐ファイナル富士』暫定エントリーリスト（11月7日時点）

ST-X

ST-Z

ST-TCR

ST-Q

ST-1

ST-2

ST-3

ST-4

ST-5

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