横浜FMが敵地で苦しみながらも、村上のプロ初ゴール、ヤン・マテウスの決勝弾で勝利!

2023年11月7日(火)23時1分 サッカーキング

プロ初ゴールを決めた村上悠緋 [写真]=AFC

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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループG第4節が7日に行われ、横浜F・マリノス(日本)はカヤFC(フィリピン)とリサール・メモリアル・スタジアムで対戦した。

 グループGは第3節終了時点で横浜FM、仁川ユナイテッド(韓国)、山東泰山(中国)が2勝1敗の勝ち点6で並び、カヤFCは3戦全敗となっている。

 守備陣にケガ人が続出している横浜FMは、フォーメーションをリーグ前節・福岡戦の4—2—1—3から変更し、3—4—2—1を採用。最終ラインは右から松原健、喜田拓也、吉尾海夏が入った。一方、カヤFCは日本人選手の斎藤彰人と堀越大蔵が先発。5—4—1のシステムを採用した。

 試合は徹底的に守備を固めてカウンターを狙うカヤFCに対し、横浜FMが相手陣内でボールを動かして攻める分かりやすい構図となった。

 決定機をつくりながら、決めきれずにいた横浜FMだが、26分に先制点を奪う。右サイドの井上健太がスルーパスを送ると、裏に抜けた村上悠緋がボールを引きこんで右足でシュート。これが豪快にゴールネットに突き刺さった。村上のプロ初ゴールで横浜FMが先制に成功する。

 横浜FMが一方的に攻撃する展開となったが、39分にカヤFCが一瞬の隙を突く。リカルド センドラのスルーパスから堀越大蔵が抜け出し、ペナルティエリア内へ侵入。鋭く右足を振り抜くと、強烈なシュートはゴールを揺らした。

 後半もボールを支配するのは横浜FMだが、カヤFCも譲らず、なかなか決定機をつくることができない。試合はこう着状態に陥った。

 70分には横浜FMにアクシデントが起こる。井上が右太ももの裏を抑えてピッチに倒れこみ、負傷交代を余儀なくされる。負傷者続出のなかで、またしてもケガ人が増えてしまった。72分にはその井上に代わり、2種登録の舩木大輔が投入された。舩木はこれがプロデビュー戦となった。

 こう着状態が続いたなか、82分に試合が動く。カヤFCのメンディが榊原に足裏でタックルし、このプレーにレッドカードの判定が下された。

 数的有利になった横浜FMは、その後も攻撃を仕掛け続ける。すると87分、ついにカヤFCの牙城を破る。ナム・テヒからのパスを受けたヤン・マテウスがワンタッチ目でボールを浮かし、そのまま振り向きざまにボレーを放つ。強烈なシュートはゴールネットに吸い込まれ、横浜FMが勝ち越しに成功した。

 試合はこのまま2—1で終了。人工芝のピッチや暑さといった過酷な環境に加え、守備的なカヤFCの戦い方に苦しんだ横浜FMだが、敵地で価値ある勝ち点3をつかみ取った。

 なお、グループGのもう1試合は山東泰山が仁川ユナイテッドに3—1で勝利している。

【スコア】
カヤFC 1−1 横浜F・マリノス

【得点者】
0−1 26分 村上悠緋(横浜FM)
1−1 39分 堀越大蔵(カヤFC)
1−2 87分 ヤン・マテウス(横浜FM)


【動画】村上悠緋(横浜FM)のプロ初ゴール


【動画】堀越大蔵(カヤFC)の同点ゴール


【動画】ヤン・マテウス(横浜FM)の決勝ゴール


 

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