グリッケンハウス、『SCG 004C』『006』のFIA-GT3、GT4公認取得へ。2020~21年を計画

2018年11月8日(木)15時5分 AUTOSPORT web

 アメリカの映画監督、ジェームズ・グリッケンハウス氏が率いるスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)は『SCG 003』の後継機となる『SCG 004』のGT3公認取得を目指し、あわせてスポーツクーペスタイルの『SCG 006』のGT4登録を計画しているという。


 世界一の難サーキットとして知られるニュルブルクリンクで争われるVLNニュルブルクリンク耐久シリーズやニュルブルクリンク24時間レースに、自社のオリジナルスーパーカーで参戦しているSCG。


 同社は2017年11月、現行マシンのベースモデルである003Sの後継機として、5.0リッターV8ツインターボを搭載し659馬力を発揮する3シーターモデルの004Sを発表。今年5月にはレーシングモデルの製作をアナウンスした。


 そんなSCGは今回、レーシング仕様の『SCG 004C』がIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)のGTデイトナクラスをはじめとする世界各地のGT3カテゴリーに出場できるよう、GT3カーとしてのホモロゲーション取得に取り組み、2020年のデリバリー開始とレースデビューを計画していることを明らかにしている。


 また、SCGは2018年7月に発表したビンテージスタイルのスポーツモデル『SCG 006』についても2021年のレースデビューに向けてGT4パッケージの公認取得を目指すという。

ビンテージスポーツクーペのスタイルを持つ『SCG 006』レンダリング


「私が思い描くスケジュールでは、2019年夏に004のプロトタイプが完成する」と語るのは創設者のグリッケンハウス氏だ。


「(004の)レースカーは2019年秋にテストを開始する予定だ。そして2020年のVLNでデビューし、ニュルブルクリンク24時間に出場する」


「また、我々のGTカーがすぐに母国のスポーツカーシリーズであるWSCCで戦うことを願っている」


 車両価格面では「フェラーリ488 GT3をわずかに下回る値段を(SGC 004C)つけたいと思っている」とグリッケンハウス氏。


 GT4については「メルセデスAMG GT4の価格(約2600万円)がベストだと考えている。この価格であれば、購入を希望する顧客がいると思っているよ」


 また、グリッケンハウス氏は今年初めてミシュラン製タイヤを履いたSCG 003Cが2019年もニュルブルクリンク24時間に参戦することを確認している。

レーシングパッケージをまといながら公道走行も可能とする『SCG 004CS』イメージ


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