「目先を変える意味では面白い」阪神・青柳晃洋のメジャー挑戦に球界OBが期待感「働き場所はいっぱい出てくる」
2024年11月8日(金)18時30分 ココカラネクスト
昨年、今季と結果を出せていない青柳だが、米挑戦への思いは強いようだ(C)産経新聞社
阪神・青柳晃洋が今オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す。
青柳は今季、2年連続となる開幕投手を務めたが、6月から2か月以上に渡って2軍暮らし。12試合に先発して2勝3敗、防御率3.69と苦しんだ。順調にいけば来季に国内FA権を取得する可能性が高かったものの、30歳の変則右腕はメジャー挑戦の道を選んだ。
【電撃表明】阪神青柳晃洋投手がポスティングで今オフの大リーグ挑戦を表明!!『日本にいるより面白い投手になれる!』青柳投手の可能性を語る!!
突然動き出した青柳のメジャー挑戦に関して、球界内からは様々な考察の声があがっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は6日に自身のYouTubeチャンネルに「【電撃表明】阪神青柳晃洋投手がポスティングで今オフの大リーグ挑戦を表明!!『日本にいるより面白い投手になれる!』青柳投手の可能性を語る!!」と題した動画を更新。独自の視点から青柳のメジャー挑戦について語っている。
高木氏は青柳のメジャー挑戦について問われると、開口一番「面白い」とコメント。日本球界でも珍しい下手投げと横手投げの中間のような変則投法について触れ、「先発というのは考えづらいが、中継ぎなら(打者の)目先を変えるという意味では非常に面白い」と評価した。
青柳はプロ9年間で154試合に登板し、そのうち中継ぎ登板は1試合のみだが「働き場所はいっぱい出てくるような感じがする」と予想し、メジャーでは中継ぎとして重宝されるとの見方を示した。
また、青柳の持ち味である変則投法からボールを動かす投球スタイルについて「外国人(打者)は慣れていない」と主張。加えて「バットの軌道が変則(投手)に合わなくなってきている」とし、「(青柳の)価値が高くなると思う」とした。
青柳はここ2年思うような成績が残せていないものの、東京五輪メンバーに選出されるなど実力は折り紙付き。虎の変則右腕は来季、どこの球団のユニフォームに袖を通しているのか注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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