「オオタニは移籍しない」エンゼルスGM明言も静まらぬ大谷翔平のトレード説 MLB公式も疑問視「可能性は常にある」

2022年11月9日(水)13時58分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 今オフのトレードトピックに終止符を打つこととなるだろうか。

 エンゼルスの大谷翔平は先月1日に、年俸3000万ドルで2023年の契約を結んだものの、シーズン途中からの他球団への移籍の話題は途絶えることは無かった。ワールドシリーズを終えた現在まで、いくつもの球団名が移籍先候補として挙がっていた。

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 しかし、米国内では日本人スターの去就についてエンゼルス球団GMのペリー・ミナシアンが口を開いたことが報じられている。MLB公式サイトも8日に配信したトピックでその話題を大きく取り上げており、「ミナシアンGMはオオタニのトレードの意思は無い」との見解であることを伝えている。

 記事では、月曜日のオーナー会議での記者会見でミナシアンGMが「オオタニは特別な選手だから、動かさないよ。彼は移籍しない」と語ったとしている。さらに「彼はここにいるつもりだ。開幕まで一緒だ。噂やいろいろなことがあったのは知っている。彼はクラブの一員だ。我々はこの選手を愛している。彼が長くここにいることが我々の目標だと思う」と今オフのトレードが無いことを強調したという。

 また同メディアも「ミナシアンは、エンゼルスがオオタニと長期契約を結ぶつもりであることを明らかにしている」と指摘している一方で「しかし、問題を複雑にしているのは、エンゼルスのオーナーであるアルテ・モレノが売却の可能性を探っており、そのプロセスにどれだけの時間がかかるかは不明であることだ」と球団売却問題に言及。

 加えて「ミナシアンはエンゼルスがオオタニをトレードするつもりはないと言ったが、彼がトレードされる可能性は常にある。ナショナルズのマイク・リゾGMは6月1日、ワシントンはファン・ソトをトレードしないと言ったが、チームはその後、トレードデッドラインで彼(とジョシュ・ベル)を6人の選手と交換した」として他球団を例えに挙げ、今後の大谷移籍の可能性を示唆した。

 記事では他に「ミナシアンは、売却の可能性があっても通常通りであり、このオフシーズンに選手と複数年契約を結ぶ能力があると述べている」と長期に渡り大谷を在籍させるつもりであるとも記している。

 球団GMのコメントは、大きな影響力を持っていることは間違いない。しかし、大谷が来季の開幕をエンゼルスのユニフォームを着て迎えるかどうかは今なお、定かではないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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