湘南、MF古林将太との契約満了を発表「19年間という長い間、お世話になりました」

2022年11月9日(水)17時38分 サッカーキング

今季限りでの湘南退団が決まった古林将太 [写真]=兼子愼一郎

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 湘南ベルマーレは9日、同クラブに所属しているMF古林将太との契約が満了となり、2023シーズンの契約を更新しないことを発表した。

 古林は1991年5月11日生まれの現在31歳。神奈川県出身で、小学校4年生の時に湘南の育成組織に入団した。ジュニアユース、ユースと順調に歩みを進め、2010年よりトップチームに昇格。2011年にはザスパ草津(当時)への期限付き移籍も経験した。復帰後の2012シーズンはJ2リーグで38試合に出場して3得点を挙げ、湘南のJ1昇格に大きく貢献。2015シーズンまで湘南でプレーした。

 2016年には名古屋グランパスへと完全移籍で加入した。初年度は明治安田生命J1リーグ28試合の出場で1得点を挙げたものの、翌シーズンは出場機会に恵まれず、2017年夏にベガルタ仙台へと期限付き移籍。シーズン終了後には完全移籍へと切り替わった。2019年より湘南に復帰。昨シーズンは明治安田生命J1リーグで27試合出場1得点を記録したものの、今季は6試合の出場にとどまっていた。

 契約満了に際し、古林は湘南のクラブ公式HPでコメントを発表。育成組織時代から多くの時間を過ごしてきたクラブへの感謝を伝えている。

「小学3年生の時にベルマーレのサッカースクールに入ってからアカデミーで育ち、プロになることができました。移籍もありましたが、湘南ベルマーレで19年間という長い間、お世話になりました。全てを教わったチームです。本当に感謝しかありません」

「ずっとベルマーレで引退するのが夢でしたし、クラブを支える存在になりたいと思っていました。でも、自分たちが身を置いているのは勝負の世界ですし、今後どういった道に進むのかは分かりませんが、自分の中で整理をして気持ちを切り替えて進んでいきたいと思っています」

「眞壁会長、水谷社長をはじめスタッフの皆さんには小さい頃からずっと支えていただきました。何度も言いますが、一番にくるのは感謝の気持ちです。また、サポーターの皆さんは自分にとって本当に大きな存在でした。2019年にベルマーレに帰ってきて、1年目はなかなか調子が上がらなかったですが、そんな中『コバショウなら大丈夫だ』といった声をたくさん掛けてもらい、皆さんの声や思いに支えられて自分らしくプレーすることができました」

「そして、僕自身がホームタウン出身ということもあり、湘南地域の皆さんにも常に支えていただき、いろいろな場所で『コバショウ、コバショウ』と声をかけてもらいました。そういった皆さんにとって、最後までカッコいいコバショウでいられるように、しがみついてプレーし続けることも大切なのかなと思っていますし、こういう時こそ人間として大きくなれると思っています」

「今年の一年は、なかなかシーズンを通して試合に出場することができず、苦しい時間も長かったですが、本当にサッカーが楽しかったし、自分の中では今後に繋がる姿勢を見せられたと思っています。長い人生、今の一瞬に左右されずに前を向いてやるしかないと思っています。どういった形であれ再びベルマーレに帰ってこられるように、今後も頑張り続けます。本当にありがとうございました」

サッカーキング

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