スーパーフォーミュラ第4戦オートポリスのエントリー発表。宮田、中山が参戦。20台がそろう

　11月10日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーションは、11月14〜15日に大分県日田市のオートポリスで開催されるスーパーフォーミュラ第4戦のエントリーリストを発表した。Buzz Racing with B-Maxからシャルル・ミレッシが今季初参戦を果たすほか、VANTELIN TEAM TOM’Sはふたたび宮田莉朋が中嶋一貴の代役を務めるほか、carrozzeria Team KCMGは中山雄一が参戦することになる。

　2020年のスーパーフォーミュラは、8月の第1戦もてぎから開幕。ここまで3戦を開催してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による水際対策のため、近年参戦が増えていた外国人ドライバーの来日に大きな影響が出ていた。

　そんななか、これまで第1戦を名取鉄平、第2戦を高星明誠がドライブしてきたBuzz Racing with B-Maxは、第3戦SUGOでいよいよF1レッドブルのリザーブドライバーであるセルジオ・セッテ・カマラをエントリーさせ、デビュー戦ポールポジションという快挙を達成したが、第4戦オートポリスからはセッテ・カマラに加え、2019年まで全日本F3を戦っていたミレッシをエントリー。今季初めて2台体制で戦えることになった。

　一方、VANTELIN TEAM TOM’SはスーパーGTを欠場したニック・キャシディが1号車のドライバーとしてエントリーしているが、36号車には中嶋一貴に代わって宮田がエントリーすることになった。一貴はWEC世界耐久選手権の2019／2020年シーズン最終戦バーレーンに参戦するためで、同様にcarrozzeria Team KCMGは小林可夢偉に代わり、中山雄一がエントリーしている。

　なお、宮田は第2戦岡山と同様、スーパーフォーミュラ・ライツとのダブルエントリーとなる。今回SFライツは第9戦〜第11戦の3レースが予定されている。

　また、ThreeBond Drago CORSEは第1戦もてぎ以来ひさびさにタチアナ・カルデロンがエントリーした。塚越広大が熟成させたThreeBond Drago CORSE SF19で、初めてのオートポリスでどんな走りをみせるか楽しみなところだ。さらに11月9日に発表されたとおり、TEAM MUGENは2020年最終戦まで笹原右京を起用することを決定している。

　この第4戦では、前大会と同様に予選Q1の組分け、決勝レース時にタイヤ交換義務を10周目以降から最終周までに完了する特別規則が適用されるが、給油は禁止されている。またファン向けイベントとして、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じた上でピットビュー（ウォーク）およびグリッドビュー（ウォーク）が実施される。

全日本スーパーフォーミュラ選手権
第4戦オートポリス　エントリーリスト（11/10）