国士舘・中西涙の連日完封、神宮仕様マウンド実った

11月10日(日)19時32分 日刊スポーツ

帝京対国士舘 優勝を決め、国士舘・吉田(右)と抱き合う中西(撮影・大野祥一)

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<高校野球秋季東京大会:国士舘6−0帝京>◇10日◇決勝◇神宮

国士舘が6−0で帝京を下し、2年連続7度目の優勝を果たした。9日の準決勝、城東戦で2安打完封した右腕・中西健登投手(2年)が連投をものともせず、決勝でも2安打完封。来春センバツ出場を確実にした。これで第50回明治神宮野球大会(15日開幕)の出場10校が出そろった。
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国士舘・中西が、神宮のマウンドをわがものにした。準決勝の完封劇から23時間35分後、再びの2安打完封だ。「優勝につながる投球ができました」。歓喜に包まれ、涙がこぼれた。
連投で、スリークオーターからの直球は130キロを割るのがほとんど。「うまくごまかそうと思った」とカットボールやシンカーを効果的に配し、直球を速く見せた。帝京打線は強く振れない場面が多く、作戦は効果てきめんだった。
赤土のマウンドを「投げやすかったです」と喜んだ。当然だ。多摩市の同校グラウンドには3人分のブルペンがあり、うち1つが神宮仕様。15年からヤクルトが粘土質の土「マウンドクレイ」を採用し、硬度がかなり上がったとされる。
生徒たちから「普段と違って投げづらい」との声が相次いだ。永田昌弘監督(60)は「神宮で勝ち、甲子園に行くために」と決断。ブルペンの一部を改修した。今回も準決勝直前、中西と吉田健吾捕手(2年)が特別ブルペンで予行演習。その結果、2日間で打者62人と対し、被安打も与四死球も4つずつ。ストライク率は70・7%。慣れた足場が抜群の制球を支えた。
打線はジャストミートが続いた。帝京の準々決勝を研究し、バッテリーの配球傾向を読み切っていた。万全の準備あってこその、東京秋2連覇。中西は「神宮枠もある。帝京のために、の思いも背負って神宮大会に臨みたいです」と誓い、今週もまた、硬めの赤土を踏みしめる。【金子真仁】

日刊スポーツ

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