元大関照ノ富士は白星発進「落ち着いて」余裕の応対

11月10日(日)15時19分 日刊スポーツ

押し出しで勝った照ノ富士(右)(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇初日◇10日◇福岡国際センター

大関経験者で、番付を序二段まで落として以降、順調に関取復帰の道を歩む西幕下10枚目の照ノ富士(27=伊勢ケ浜)が、東幕下11枚目の■林(25=木瀬)と対戦。押し出しで白星スタートを切った。

立ち合いで相手の出足を止めたが、食い下がられ徐々に後退。だが、残り腰には余裕があり、小手に巻いた右から振り、土俵中央に戻ると、さらに下から攻める相手の両腕をきめた。その体勢で足を踏み出しただけで相手の上体が浮く怪力ぶりを発揮。正面土俵に寄り立て、最後は離れたところで突いて、もろ手で押し出した。

復帰からこれまでは、番付が下位で、取組後の支度部屋で取材対応できた。だが、十両目前のこの番付では身支度をする、あふれんばかりの十両力士で支度部屋は所狭しの状態。帰り支度を終えた支度部屋の外での取材対応となった。こんな光景にも、関取復帰近しを思わせる。言葉を選ぶ応対でも余裕をのぞかせ「普通に落ち着いて行こうとしか思ってなかった。稽古の成果が出ればいいかなと。場所前の準備は、自分なりにはしたし、それで結果がついてくればいい」と口調は穏やか。さらに「結果がついて来なくても、次の場所でついてくればいい。今場所で(再十両を)きめてやるとかはない。1番1番やれることをやるだけ。周りの期待感はあるけど、次に準備していくだけ」と続けた。今場所後の再十両昇進には7戦全勝が求められる。場所前には、今場所を含めた4場所で幕内復帰の目標を口にしていたが、その思いは封印。大けがで地獄を見た男は、地道に復帰ロードを歩もうとしている。

※■は雨カンムリに鶴

日刊スポーツ

「照ノ富士」をもっと詳しく

「照ノ富士」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ