三笘薫フル出場のブライトンがアヤックスに2連勝! 暫定首位浮上も、負傷者が続出

2023年11月10日(金)4時47分 サッカーキング

三笘薫はフル出場で勝利に貢献 [写真]=Getty Images

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 ヨーロッパリーグ(EL)・グループB第4節が9日に行われ、ブライトン(イングランド)とアヤックス(オランダ)が対戦した。

 ELも含めた直近の公式戦8試合でわずか1勝しか挙げられていないブライトン。プレミアリーグ直近5試合で3分2敗、カラバオ・カップでも3回戦敗退となるなど苦しい時期を過ごしているが、前節のELではアヤックスとのホームゲームを2−0で制し、クラブ史上初参戦となった欧州コンペティションで記念すべき初勝利を飾った。ELでの勢いを継続したい今節は、敵地でアヤックスと激突。今季のアヤックスはエールディヴィジで低迷を続け、一時は降格圏に転落したが、現在は2連勝と復調の兆しを見せている。ヨン・ファント・シップ暫定監督の下、ここまで2分1敗のELで今季初勝利を狙う。

 ブライトンの三笘薫はELで4試合連続のスターティングメンバーに名を連ねた。左サイドの2列目に入ると予想されている。パスカル・グロス、アンス・ファティ、ジョアン・ペドロらも先発に入り、負傷離脱が続いていたペルビス・エストゥピニャンもベンチに戻ってきた。一方、アヤックスはステフェン・ベルハイス、ブライアン・ブロビー、ステーフェン・ベルフワインといった面々がスタメンに並んでいる。

 試合は立ち上がりの5分、ブライトンがアクシデントに見舞われる。左サイドバックに入っていたジェイムズ・ミルナーが左足を痛めてしまう。1度はピッチに戻ったものの、数分後にプレー続行は不可能に。ビリー・ギルモアが投入され、パスカル・グロスを左サイドバックに回す形となった。

 予定外の交代カードを切ることとなったブライトンだったが、直後の15分には敵陣での守備からゴールに襲いかかる場面を作る。シルヴァーノ・フォスの横パスを狙っていたシモン・アディングラがボールを奪うと、スピードを上げたファティが中央でパスを引き出す。ファーストタッチで持ち出してペナルティエリアへ侵入すると、ゴール左隅へ落ち着いてシュートを流し込み、ブライトンが先手を取った。

 その後は拮抗した時間が続いたが、これ以上のゴールネットが揺れることはなく、前半はスコアレスで終了。ハーフタイムには前半終了間際に足を痛めていたルイス・ダンクも交代となり、イゴール・ジュリオが出場した。

 それでも、後半に入るとブライトンが追加点をゲット。マフムド・ダフードからの縦パスを受けたファティが、敵陣中央でターンしてスペースを前進。切り返しからペナルティエリア右へスルーパスを送ると、最後はアディングラが右足でシュートを叩き込み、ブライトンがリードを広げた。

 68分にはカウンターの流れから、三笘に見せ場が到来。自陣まで下がってボールを奪ったJ・ペドロがスルーパスを送ると、ボールを引き取った三笘が自らフィニッシュ。ペナルティエリア左から左足を振り抜いたが、シュートはクロスバーを超えていった。

 決勝トーナメント進出のために何としても勝ち点「3」を掴みたいアヤックスは、74分に敵陣右サイドでボールを奪ったところから攻撃へ。チュバ・アクポムとのパス交換からペナルティエリア右へ侵入したカルロス・ボルジェスがクロスボールを送ると、待っていたブロビーがダイレクトでボレーシュートを放つ。この一撃は右ポストに当たってゴールライン上を転がると、左ポストに当たった末にクリアされ、ゴールとはならなかった。

 77分にはブライトンに再びアクシデントが発生。65分から途中出場し、およそ1カ月ぶりに公式戦のピッチに戻ってきたエストゥピニャンが、再び倒れ込んでしまう。約10分間のプレーでピッチを去ることとなり、ロベルト・デ・ゼルビ監督はカルロス・バレバを投入。再びグロスを左SBに回した。

 試合はこのままタイムアップ。AEKアテネ(ギリシャ)とマルセイユ(フランス)の一戦は遅れてのキックオフとなるため、暫定ではあるものの、ブライトンはグループBの首位に浮上した。三笘はフル出場を果たしている。一方、敗れたアヤックスはこれで4戦未勝利となり、決勝トーナメント進出が絶望的な状況となった。

 次節のELは30日に行われる。ブライトンはAEKアテネと、アヤックスはマルセイユと、それぞれ敵地で対戦予定だ。

【スコア】
アヤックス 0−2 ブライトン

【得点者】
0−1 15分 アンス・ファティ(ブライトン)
0−2 53分 シモン・アディングラ(ブライトン)

サッカーキング

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