砲台グリーンでキャリーの距離感をピッタリ合わせるためにプロは「“2回”打っています」 どういうこと?
2024年11月11日(月)17時45分 ALBA Net
ゴルフは微妙な距離感の打ち分けが求められるスポーツ。砲台グリーンやバンカー、池越えのアプローチは距離感が合わないと大叩きにつながるが、ツアープロの伊藤有志は「距離感をピッタリ合わせるために、2回打っています」と話す。一体どういうことなのだろうか?
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砲台グリーンやバンカー・池越えのアプローチなど、キャリーの距離感が重要な場面で大切にしてもらいたいのは「イメージ」です。
弾道のイメージを膨らませるために、まずは落とし所をチェックします。砲台グリーンでショートサイドに落としたいときは、エッジより先を狙うことが大切。エッジ際を狙うと、ショートして戻ってくるリスクもあります。
落とし所を決めたら、ボールまで歩いて戻ります。歩測して距離を把握する意味もありますし、歩くだけで距離の感覚を体に入れることができるんですよ。
落としどころまで歩いて確認して、歩測してボールまで戻ってきたら、“本気素振り”をしてください。僕はボールが飛ぶスピード、高さを脳内にイメージしながら本当に打つつもりで素振りしています。イメージした弾道を再現するように実際に打つので、2回打っている感覚ですね。これでキャリーの距離がぴったり合いますよ。
■伊藤有志
いとう・ゆうし/1994年生まれ、三重県出身。東北福祉大時代の14年に「東北アマ」で優勝。2016年にプロ転向。21年に女子プロの大西葵と結婚。23年のABEMAツアーの最終戦で逆転優勝。アイシグリーンシステム所属
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