バスケ日本代表・井上宗一郎、プレッシャーとの向き合い方は「練習でいっぱい失敗する」

2022年11月11日(金)20時52分 ココカラネクスト

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 「FIBA ワールドカップ 2023 アジア予選(Window5)」が11月11日に初戦を迎える。

 トム・ホーバスHC体制の日本代表で存在感を示している選手の一人が、サンロッカーズ渋谷の井上宗一郎選手だ。

 23歳の井上は「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選(Window3)」で日本代表に初選出されると、7月の「FIBAアジアカップ2022」では、3ポイントシュート成功率50パーセントという驚異的な数字を残した。

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 日本代表で大躍進を遂げたものの、今シーズン所属チームでの出場時間は1試合平均6分5秒(B1第5節終了時点)。

 B1第2節を終えた時点で合計2分のプレータイムに、「手応えはない」「自分のチームでの立ち位置が掴めていない」と話すも、日本代表での経験を、「シュートの面、3ポイントではチームを助けられる」「練習でチャンスがあると思うので、そういうところから自分の良さをもっと出していきたい」と決意を語っていた。

 翌第3節では、今シーズン初めて3ポイントシュートを決めるなど、徐々にプレータイムと経験、自信を積んできている。

 そんな井上選手が日本代表を経験して得たもの、日の丸を背負うプレッシャーとの向き合い方、そして得意とする3ポイントシュートの秘訣を、世界で活躍するJrアスリート育成を応援する「To be Stronger Powered by SENOBIR」のインタビューで語った。(以下、一部抜粋)

量より確率を意識してシューティングすることで変わった

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——日本代表の中で、自分の存在感とか自分の位置付けというのを感じることはできましたか?
「今までになかったシューターという役割を与えてもらえたので、すごくやりがいがありました。今まで代表に参加した時に、参加してもベンチが多くて、あまりプレータイムをもらえなくて、『(ベンチにいるのも)経験だ』と言われることが多かったんですけど、今回は試合でしっかりとチームに貢献するという形で出場できたので、よかったです」

——3ポイントシュートを極めていく上で、どんな努力をしていましたか?
「高校時代はシュートをいっぱい打てば入るだろうと思って量をこなしていく練習をしていたんですけど、大学の時は代表合宿で鈴木良和さん(現・女子バスケ日本代表アシスタントコーチ)が、『目標を立ててやった方がより入るようになると思う』と教えてくれて、確率を意識してシューティングすることが多かったです」

——自分の強みの活かし方をどのように捉えていますか?
「練習の時が一番大事だと思っていて。練習はいくら失敗しても取り返せる。ミスを恐れないでいくらでもチャレンジしていいと思うし、チャレンジできる場が練習だと思うので。トライしていくという心構えが大事ですね」

——プレッシャーとの向き合い方はどうしていますか?
「日の丸を背負ってプレーするというのは、プレッシャーは確かにすごくありました。迷うようなプレーをしていたらダメなので、練習でいっぱい失敗して試合でうまくいくようにする。練習でミスをしたらミスの仕方が分かるので、自分がこうやってこういうふうになったら失敗してしまうんだということがわかっていれば、試合では同じことをしないようにできるので」

 他にも動画では、幼少期の食事や栄養面に気を付けていること、プロになれた理由や心得、実技指導など、未来のアスリートにアドバイスを送っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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