田中碧に今冬イングランド移籍浮上!デュッセルドルフ放出検討の裏事情とは
2023年11月11日(土)11時45分 FOOTBALL TRIBE
フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧は、今月11日にドイツ2部リーグ第11節グロイター・フュルト戦を控える中、イングランド移籍の可能性が現地で報じられている。
田中は昨季終了後、クラブ幹部に移籍を志願。しかしVfBシュツットガルト移籍破談やイングランド2部リーズ・ユナイテッドからの関心立ち消えもあり残留。移籍に関する問題により9月以降はレギュラーから控え要員に降格していたが、先月21日の第10節カイザースラウテルン戦から2試合つづけてゴールをマーク。ドイツ紙『エクスプレス』は、同選手がグロイターでも先発出場すると予想している。
田中とデュッセルドルフの契約は2025年6月まで残っているが、ドイツ誌『ビルト』は今月はじめに移籍の可能性を報道。「デュッセルドルフは来年1月に新戦力を獲得するために、資金調達をしなければならない。ここ最近良いパフォーマンスを発揮したにもかかわらず、田中は重要な数百万ドルをクラブにもたらす最有力候補だ。その資金を使って少なくとも2、3人の新戦力を獲得する必要がある」としている。
すると英紙『ヨークシャー・イブニングポスト』は、英ベッティングサイトに掲載されているリーズの獲得候補を紹介。来年1月に加入する選手として、田中はFWファビオ・ヤーロ(英3部バーンズリーFC)、イラク代表FWアリ・アル・ハンマーディー(英4部AFCウィンブルドン)に次ぐ3番人気に支持されている。
また同紙は「田中は日本代表で22試合に出場。中盤でプレーしているが、6ゴールをマーク。昨年のカタールW杯スペイン戦で決勝ゴールを決めたことでよく知られており、大舞台での経験を積んでいる」と、カタールW杯での活躍ぶりに触れている。
なおデュッセルドルフのクラウス・アロフス取締役は先日、『ビルト』の取材で「我々は補強するために全力を尽くす。だが(資金面での制限により)思うように行動することはできず、今の財政状況に従わなければならない」と、シーズン途中での補強と現有戦力放出の可能性に言及している。