楽天三木新監督“初陣”飾る 捕手再転向岡島V犠飛

11月11日(月)8時6分 日刊スポーツ

練習試合でマスクをかぶる楽天岡島(撮影・桑原幹久)

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楽天岡島豪郎捕手(30)が三木新監督の“初陣”に白星をもたらした。秋季倉敷キャンプ最終クール初日の10日、社会人のシティライト岡山と練習試合を行い4−2で勝利。同点の8回に岡島が決勝の左犠飛を放った。捕手で入団も2年目の13年途中に外野手へ転向。昨オフ捕手へ再転向したが今季はケガで1軍出場がなかった。生え抜き8年目の中堅が再起をかける。
必死に食らいついた。同点の8回1死一、三塁。岡島が4球ファウルで粘った後の7球目、外角の速球を左翼へ強くはじき、犠飛で決勝点をもぎとった。「ヒットを狙いましたけど、犠牲フライを打ててよかったのかな」。最低限であり、最高の仕事を仕上げた。
チームに貢献するために、労を惜しまない。捕手として入団も出場機会を求めて2年目の13年に外野手へ転向。79試合で打率3割2分3厘と打ちまくり、日本一に貢献した。昨オフチーム事情で捕手へ再転向を決断。背番号を「4」から入団時の「27」へ変更し、ミットも新調した。
だが、今季は苦しい1年だった。2月に左肩、4月に右ひじを手術。プロ初の1軍出場なしに終わった。チームはCSに進出。テレビで試合を見ていると「ここでやりたかったな」ともどかしさにさいなまれた。
再起をかけた秋。長年正捕手を務め、退団が決まった嶋の背中が脳裏に浮かんだ。「嶋さんも(心身が)しんどい、つらい日があったと思う。でもどんな時でも一生懸命できることをやっていた」。秋季キャンプ前日。自己分析リポートに「朝、球場に来た時よりも少しでも成長して帰る日々を続ける」としたため、三木新監督へ提出。この日も試合後、唯一特打、特守の両メニューをこなしきり、選手では最後にグラウンドを出た。
三木監督も岡島の奮闘ぶりに「元気、存在感がある。人間性自体が捕手に向いている」と高く評価する。謙虚な生え抜き8年目の中堅は「ちょっとでもうまくなりたい。誰もが認めてくれるように練習するだけです」と言い切る。正捕手確保へ、目の前の1球に食らいつく。【桑原幹久】

日刊スポーツ

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