国の威信をかけて戦っているのは2カ国/上原浩治1

11月11日(月)8時0分 日刊スポーツ

5日、ベネズエラ戦の試合前練習中に稲葉監督と同じ方向を見つめる上原氏

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上原浩治氏:特別インタビュー1>

5月に現役を引退した上原浩治氏(44)が特別インタビューに応じ、野球の世界ランク上位国で争う「プレミア12」スーパーラウンドについて展望を語った。勝ち上がってきた各国の1次ラウンドでの戦いぶりをチェックした上で、決勝は日本と韓国の争いになると予想。日米で幾多の修羅場をくぐり抜け、国際試合で無敗を誇った経験から、侍ジャパンが世界を極めるポイントを指摘した。(本文敬称略)
  ◇    ◇    ◇
−現役生活、お疲れさまでした。5月に引退しましたが、その後の生活はどうですか
上原 ノンビリしています。フロリダでは家でゴロゴロして、あまりにも暇なときはゴルフをするぐらい。でも、楽しくやっていますよ。
−現役時代は練習熱心だっただけに、太ったりしませんでした?
上原 それが体重は現役時代と変わってなくて、88キロぐらいかなぁ。ただ、なんもしてないんで、筋肉が落ちて、その分脂肪がついてるんだと思う。腹が出てきた感じもするんだよね(笑)。
−ワールドシリーズやプレミア12など、テレビ解説をしていますよね
上原 現役時代、あまりテレビで試合を見る方じゃなかった。辞めたことに後悔はまったくないけど、やっぱり野球はやっている方が面白いね。
−では現在、戦っているプレミア12についてどう感じますか?
上原 正直、バリバリのメジャーリーガーが出ていない。最初のころはWBCもメジャーの選手はほとんど知らなかった。今ではWBCは認知されて、メジャーリーガーも出るようになったけど、プレミア12で国の威信をかけて戦っているってのは、日本と韓国ぐらいじゃないのかなぁ。
−知っている選手はいない?
上原 知ってるというだけならいるけど、メジャーで一緒にやっているのは、日本との初戦で先発したドウブロント(ベネズエラ)ぐらいかなぁ。レッドソックスで2年間、一緒にプレーしていました。
−初戦で硬さはありましたが、4イニング無失点。あの投手がもう少し投げていれば日本も厳しい試合になったでしょうね
上原 でも当時と比べると、だいぶスピードが落ちていたよ。それにテレビの解説かなんかで聞いたんだけど、コントロールがいいって言っていた。「どんな情報やねん」って感じ。レッドソックスで優勝したとき、彼は先発の4、5番手。特に速いわけじゃないけど、荒れ球でなんとなく抑えていくタイプ。日本戦でもフォアボールを3つ出していたでしょ。フルカウントになることも多かったし、日本にはどういう情報がいってるのかなぁ、って心配になった(笑い)。
◆上原の国際大会 大体大時代を含め25試合で12勝0敗2セーブ、防御率1・92と抜群の成績。プロ入り後は03年アジア選手権(兼アテネ五輪予選)から08年北京五輪まで5大会で代表入り。06年WBCでは準決勝の韓国戦で7回無失点と好投するなど、3試合で2勝0敗、防御率1・59。先発の柱としてMVPの松坂(3試合、3勝0敗、防御率1・38)と同等の成績を残した。
◆上原浩治(うえはら・こうじ)1975年(昭50)4月3日、大阪府生まれ。東海大仰星から1浪して大体大進学。98年ドラフト1位で巨人入団。1年目から20勝を挙げ、2度の沢村賞などエースとして活躍した。08年オフにFAでオリオールズ移籍。レッドソックス時代の13年には抑えでワールドシリーズ制覇。大リーグでは4球団でプレーし、18年に巨人へ復帰。19年5月20日に現役引退を表明した。04年アテネ五輪、06年WBC、08年北京五輪代表。187センチ、87キロ。右投げ右打ち。

日刊スポーツ

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