左足首手術の阪神糸井「治ってるわ」復帰へ経過順調

11月11日(月)6時0分 日刊スポーツ

故郷の野球少年少女と軽く感触を確かめながらジョギングする糸井(撮影・酒井俊作)

写真を拡大


故郷パワーで再出発や!! 左足首手術から復帰を目指す阪神糸井嘉男外野手(38)が10日、「故郷」の京都・宮津市内で野球教室に参加して健在ぶりを示した。
10月上旬にメスを入れ、リハビリ中。8月9日広島戦での負傷後初めて公の場でゆっくりジョギングし、ロングティー打撃の実演指導もみせた。2月1日の春季キャンプ開始に照準を合わせ、盗塁王に挑戦する意気込みを示した。
   ◇   ◇   ◇
故郷はいつも温かい。糸井が久しぶりに宮津市民球場に足を運び、しばしの郷愁に浸った。マイクを握りながら「懐かしい球場。最高です」と言う。京都・与謝野町出身。日本三景の1つ、天橋立を毎日のように見て育った。柔らかい表情で少年期を思い起こした。
「ここは高校以来じゃないですか。(宮津高でプレーも)弱すぎるからちょっと地方に行くだけでうれしかった。この場所には試合でも絶対、自転車で来ていた。全然、変わってない」
回復ぶりを示す1日になった。8月9日広島戦(京セラドーム大阪)で盗塁を試みて滑り込んだ際に左足首を負傷。10月上旬にメスを入れ、リハビリ中だ。約320人の野球少年少女たちと触れあい、元気な姿を披露。ウオーミングアップでは、先頭で軽く走った。9日にゆっくりのジョグを再開したばかりだという。
「もうちょっといけると思いました。いま、いけても(ペースを)上げる必要はない。だいぶ足の方も。だいぶというか、完治です! 治ってるわ! 野球教室という名のリハビリや」
冗談も順調な裏返しだろう。打撃も実演。患部に負荷をかけない8スイングのロングティー打撃では軟式球で右翼フェンスに当て、怪力の健在ぶりを示した。今季は夏場に離脱して不本意だったが2月1日のキャンプ初日に照準を合わせて、早くも来季の逆襲を誓った。
「2月1日に。もちろん盗塁、スチールも常に興味を持っています。去年、数字的に全然走れなかった。これを完治させて、そういうのに挑戦していきたい」
今季9盗塁はレギュラー定着後の最少で、2桁盗塁は11年連続で途切れた。今年を「去年」と言うなど、過去を振り返らない。盗塁王にも「頑張ります」と色気を隠さない。39歳シーズンのタイトルなら自身の記録(16年35歳)を更新する球界最年長。健脚にメスを入れても、意気盛んだ。
人生初本塁打を放ったのは隣接するグラウンドだという。「ランニングホームランです」。いまに重なる快足で躍動した、思い出の地は超人の原点だ。次こそは盗塁王奪取で、故郷に錦を飾りたい。【酒井俊作】
○…糸井は子どもたちからパワーをもらった。8月に行った「糸井嘉男杯」の表彰式もあり、17年の開始から初めて駆けつけた。京都・与謝野町出身で、岩滝少年野球クラブに在籍した自身も前身の大会に参加し、小学6年時に優勝した。「(野球選手は)目指していた夢の1つ。まさか小さい頃はなれると思ってなかった。目指すものを必死に追いかけていったらなれる」。野球教室では素振りの大切さを説き「1日5000回してください」とジョーク一発。その後「素振りをする人が少なくなってきている。1日30回、真剣に」と呼びかけていた。
▼阪神糸井の故障離脱 日本ハム時代から右膝の故障に苦しんできた。昨季も死球で右腓骨(ひこつ)を骨折するなど2度の故障離脱。今季もキャンプ後の練習中に右膝の炎症を発症したが、開幕に間に合わせた。夏場まで103試合に出場していたが、8月9日の広島戦で二盗を試みてスライディングした際に左足を痛め途中交代。左足首の関節炎と診断されて同10日に出場選手登録を抹消された。当初は早期復帰を目指しリハビリしていたが左足首の腱(けん)に損傷がみつかり、10月8日に都内の病院で「左足首の関節鏡視下クリーニング術及び靱帯(じんたい)補強術」を受けた。現在は来季を万全で迎えるためリハビリを続けている。

日刊スポーツ

「手術」をもっと詳しく

「手術」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ