御嶽海、大関取り鬼門初日突破 「直近3場所33勝」あと11勝

11月11日(月)6時1分 スポーツ報知

御嶽海(右)は妙義龍を引き落としで下す(カメラ・石田 順平)

写真を拡大


◆大相撲九州場所初日(10日・福岡国際センター)

 大関取りに挑む関脇・御嶽海(26)=出羽海=が、幕内・妙義龍(33)=境川=を引き落として好スタートを切った。先場所優勝の勢いを持続させ、過去3連敗中だった初日に大きな白星。昇進目安の「三役で直近3場所33勝以上」には今場所12勝で届く。一年納めの九州も主役の座は譲らない。大関復帰の貴景勝(23)=千賀ノ浦=は、左大胸筋負傷の影響を感じさせず幕内・隠岐の海(34)=八角=に勝利。鶴竜の休場で一人横綱になった白鵬(34)=宮城野=も順当勝ちした。

 4場所ぶりに「御嶽海」の勝ち名乗りが初日に響いた。秋場所の優勝力士として臨んだ九州。過去3勝3敗の難敵・妙義龍を下して白星スタートを飾った。夏場所から初日は3連敗中。“鬼門”を突破したが「初日の白星というか、これから始まるという思いの方が大きかった」と、落ち着き払った様子で振り返った。

 立ち合いで押し込まれたがこらえ、のど輪でのけぞらせて引き落とし。「(前に)出たかったけど、引いて(相手が)残ったら出ようと。あれで決めようとは思ってなかった」。冷静沈着。懐に入ってくる相手の相撲は対策済み。過去の敗戦を糧に勝利をつかんだ。

 秋場所を12勝で制し、名古屋から通算22勝を挙げている。大関昇進目安の「三役で直近3場所33勝」まではあと11勝。2日目以降も連勝が続けば大関取りの機運は高まる。八角理事長(元横綱・北勝海)は、白星発進を「慌てなかった。こういう相撲の積み重ねが大事。本人は大関と10勝以上と思っているようでそれを冷静にコントロールしている」と評価した。

 この日、東洋大の後輩で競泳リオ五輪金メダリスト・萩野公介が、代表候補復帰のために日本水連が定めた基準タイムを長期休養から復帰後、初めて突破した。休養中の萩野が相撲観戦に訪れた際は、食事に誘い「その道で食っていくしかないから。俺は復活しか願ってない。それをかなえてほしい」と激励していた。吉報を伝え聞くと「え、(タイムを)切ったの? いいじゃん」と笑顔がはじけた。

 2日目の相手はこれまで7勝5敗の小結・北勝富士。年間最多勝レースでは首位を並走していた阿炎が負け、46勝で単独トップにも立った。「徐々にエンジンをかけていければいいかな。(調子も)上げていかないといけないですね」と御嶽海。昨年果たせなかった大関取りへ、一歩を踏み出した。(大谷 翔太)

スポーツ報知

「大関」をもっと詳しく

「大関」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ