侍J 主砲・誠也「勝つ!」 侍4番初の3戦連発よりチーム勝利「100%以上の力出す」

11月11日(月)5時48分 スポーツニッポン

真剣なまなざしで打撃練習する鈴木(撮影・木村 揚輔)

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 ◇プレミア12スーパーラウンド 日本—オーストラリア(2019年11月11日 ZOZOマリン)

 プレミア12は11日、1次ラウンドを勝ち抜いた6チームによるスーパーラウンドが開幕。B組を3勝0敗で1位突破した侍ジャパンは、ZOZOマリンでC組2位のオーストラリアと初戦を迎える。10日は同球場で公式練習を行い、主砲の鈴木誠也外野手(25=広島)は快音を連発。本塁打を放てば日本代表の4番打者では初の3試合連発となるが、何よりチームの勝利のために打席に立つ覚悟だ。

 澄み渡った秋空のZOZOマリン。フリー打撃の24スイング目だ。鈴木の放った打球はバックスクリーン左のカメラ席を直撃した。140メートル級のアーチを含む26スイングで5本の柵越えに、見守った金子ヘッド兼打撃コーチも「台湾の時より、もっと状態がいい」とうなった。

 3試合で11打数5安打の打率・455、2本塁打、9打点と1次ラウンド突破の立役者。11日の試合で一発が飛び出せば、侍ジャパンの4番では初の3試合連続アーチとなる。3戦連発も04年アテネ五輪の高橋由伸(巨人)、17年WBCの中田翔(日本ハム)以来3人目。しかし鈴木は「本塁打?特にないです」と静かに答え、「勝たないと意味がない。(ファンには)勝つところを見せたい」と勝利のみを貪欲に追求する姿勢を貫く。

 そのために「鉄則」も貫く。初対戦の投手がほとんどの国際大会。「相手も僕を知らないし、どんどんストライクで来る。見にいきすぎると追い込まれてしまうので。自分から仕掛けていく」。積極果敢な好球必打こそが活路を開く。6日のプエルトリコ戦での3ランは、1ボールからの2球目を叩いたもの。自ら先に仕掛けてこそ主導権を手にできる。

 稲葉監督は「その一試合でどうやって点を取っていくか。打順を含めて考える」とオーダーの一部変更も示唆したが、2〜4番は固定される見通し。中でも4番について指揮官は「誠也でいきます」と明言し、不動の信頼感を寄せる。「100%以上の力を出したい」と鈴木。世界一を目指すプレミア12は、「誠也のための大会」になろうとしている。(鈴木 勝巳)

 《4番で3戦連発なら初めて》過去にプロが参加した五輪(00年以降)、WBC、プレミア12で3試合連続本塁打は04年アテネ五輪で高橋由(カナダ、台湾、ギリシャ戦)、17年第4回WBCで中田(オーストラリア、中国、オランダ戦)の2人が記録している。高橋由は全て先発3番、中田は同じく5番で放っており、鈴木が4番で3戦連続なら初めてになる。

 《相性のいいZOZOマリン》鈴木はZOZOマリンで16、18年に各3試合、通算6試合に出場。本塁打こそないが、24打数10安打、打率.417、2打点と相性のいい球場になっている。試合ごとの安打数は2、0、2、2、2、2とマルチ安打が5度もある。

スポーツニッポン

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