早大 9季ぶり帝京大撃破で開幕5連勝 斎藤、劇的ロスタイムに逆転トライ

11月11日(月)5時48分 スポーツニッポン

<早大・帝京大>劇的な逆転トライを決めガッツポーズする早大・斎藤キャプテン(左)(撮影・久冨木 修)

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 ◇ラグビー 関東大学対抗戦グループA 早大34—32帝京大(2019年11月10日 秩父宮)

 対抗戦4試合が行われ、早大は後半ロスタイムにSH斎藤直人主将(4年)の逆転トライで帝京大を下し、開幕からの連勝を5に伸ばした。早大が公式戦で帝京大に勝つのは、2010年度の対抗戦以来9季ぶり。同年度以来の対抗戦制覇、08年度以来の大学日本一へ難関を突破した。明大も慶大をノートライに抑えて完勝し、5戦全勝とした。

 劇的すぎる逆転劇に、冷静に振る舞おうとする理性を本能が上回った。後半ロスタイム。相手陣のマイボールスクラムから波状攻撃を仕掛けた早大が、No・8丸尾の突破でゴールラインに迫る。斎藤は正面の視界が開けるやいなや、右手でボールを抱え、ラックの上を跳び越えてトライ。子供のように跳びはねて喜ぶ主将を中心に、歓喜の輪が広がった。「ガッツポーズは逆転できたことがうれしかったので。何より勝ち切れたことが良かった」

 2日に閉幕したW杯では現役学生不在だった日本代表だが、斎藤は最も近い位置にいた。昨春は準代表チームの一員としてニュージーランド遠征を経験。6月にはサンウルブズに練習生として参加し、トップレベルを肌で味わった。準決勝2試合を生観戦したW杯は「いつもテレビで見ている人を見ているな、と」と一ファン目線の感想も、「プレーする限りは気持ちを持ち続けないと」と日本代表入りに意欲を燃やす。

 W杯効果は2万94人で埋まったスタンドだけではない。大一番に向けて「メンバー外や学生レフェリーが相手の分析をしてくれた」といい、今週の練習は「コーチからも今年一番だったというレビューがあった」という。まさに「ONE TEAM」。斎藤も「自分たちを信じるために、並大抵ではない努力が必要と思った」と大いに刺激を受けた。

 大学ラグビーはここからがクライマックス。「今年は日本一しか考えていない」という斎藤を中心に、早大が11季ぶりの日本一へ加速する。

 ◇斎藤 直人(さいとう・なおと)1997年(平9)8月26日生まれ、神奈川県出身の22歳。3歳からラグビーを始め、横浜ラグビースクールでは中学時代に全国大会に出場。神奈川・桐蔭学園では13、15年度の花園で準優勝。16年4月に早大に入学し、1年からレギュラー。来年4月にサントリー入りの予定。家族は両親と姉2人。1メートル65、75キロ。ポジションはSH。

スポーツニッポン

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