渋野日向子が「ポンコツ」ゴルフで落胆。自身の今年を「恥」と表した

11月11日(月)6時50分 Sportiva

 渋野日向子にとって、日本開催の米ツアーであるTOTOジャパンクラシック(滋賀・瀬田GC)は、20歳(はたち)として臨む最後の大会だった。飛躍の一年を、いつもの”しぶこ節”でこう振り返った。

「去年の11月は、QT()でヒヤヒヤしながら、やっと40位で通って、(今季のレギュラーツアーの)試合に出られるとなったら、(自身の今季初戦で)6位で、『おおッ!』となって。そしたら、優勝して、優勝して、全英勝っちゃって。なんちゅう、一年でしょう(笑)」
※クォリファイングトーナメント。ツアーの出場資格を得るためのトーナメント。ファイナルQTで40位前後の成績を収めれば、翌年ツアーの『リランキング』までの大半の試合には出場できる。

 ツアー本格参戦を果たした今季、第2戦のヨコハマタイヤ PRGRレディスカップで6位タイに入ると、5月のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップでツアー初優勝を遂げ、7月の資生堂 アネッサ レディスで早くも2勝目を飾る。さらに、8月の全英女子オープンで海外メジャーを制し、一躍ゴルフ界のニューヒロインになった。凱旋帰国後も9月のデサントレディース東海クラシックで劇的な逆転優勝を決め、”しぶこフィーバー”は一段と熱を増した。

「(今年を)漢字一文字で表すなら? 今、パッと浮かんだのは『恥』。照れくさいのかなぁ……。だんだんと、みなさんに知っていただけているのが、恥ずかしいんでしょうね」


20歳最後の試合は13位タイに終わった渋野日向子

 しかしながら、勝利を重ねることで立場が変わり、目標は自ずと上方修正された。現在の彼女が掲げる「賞金女王」が決するまで、残り4戦——。

 賞金女王レースでトップに立つ申ジエとの、およそ1500万円差を追う渋野は、TOTOジャパンクラシック2日目を終え、首位(12アンダー)の鈴木愛とは6打差の、通算6アンダー、7位タイにつけていた。

 鈴木にこのまま独走を許せば、2番手につけている今季の賞金女王争いで、鈴木に逆転され、さらには世界ランキングによって決まる、来年の東京五輪の出場権も安泰とはいかなくなる。

 最終日、渋野はスタートホールの1番で3日連続となる”おはようバーディー”を奪うも、スコアを伸ばせずにハーフターン。

「ポンコツ! 自分の中の流行語ですけど、ほんと(最終日は)『ポンコツ』の言葉が当てはまるゴルフだった。『バーディーを獲る!』と言っているのに、(グリーンに)乗りもしない。ティーショットは悪くないし、後半はフェアウェーをキープできていて、いい感じで振れていたんですけど、アイアンはインパクトの瞬間に緩んじゃって、右へ、左へ……。最後まで(その問題を)解消できなかったですね」

 15番を終えた時点では、通算5アンダーとひとつスコアを落としていたが、最後にロングホールが続く17番、18番で、連続バーディーフィニッシュを決めた。とりわけ18番は、6mの強いフックラインを読み切り、ねじ込んだ。

「あそこまで切れるラインはなかなか入らないので、(心の中で)『曲がるな! 曲がるな!』って(笑)。(入ってくれて)ホッとしました」

 しかし、最終日はスコアをひとつ伸ばすだけにとどまった。結果、渋野は通算7アンダー、13位タイで3日間の戦いを終えた。

 優勝は初日から首位を守り続け、最終日も5つ伸ばして通算17アンダーをマークした鈴木だ。彼女にとっては、米ツアー初優勝で、今季ツアー6勝目となる。

 渋野は、潔く”敗北”を認めた。

「(賞金ランキング3位になったことは)抜かれて当然。自分も結果を出さないといけないなかで、出し切れていない。経験の差、実力の差、自分がまだ、ぜんぜんレベルが低いんだなって実感するし……。

 残り3試合は、全部優勝じゃないと(賞金女王は)無理だと思う。(五輪出場権に関わる)世界ランキングも、現在(11月10日時点)の順位(13位)を維持するというか、もっと上にいくためには、残り3試合でトップ10どころか、トップ5には確実に入らないといけない。ず〜っと同じことを言っていますが、攻めの気持ちを忘れず、がんばりたい」

 2019年の女子ツアーも、伊藤園レディス(11月15日〜17日/千葉県)、大王製紙エリエールレディス(11月21日〜24日/愛媛県)、そしてLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(11月28日〜12月1日/宮崎県)の3戦を残すのみ。賞金女王争いは、最終戦まで三つ巴の戦いとなる。

Sportiva

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