ルクレール、パワーユニット交換によるグリッド降格が確定。フェルスタッペンとのF1選手権3位争いに影響か

2019年11月13日(水)7時23分 AUTOSPORT web

 フェラーリは、2019年F1第20戦ブラジルGPでシャルル・ルクレールのマシンに新品パワーユニットを投入することを明らかにした。これによりルクレールはグリッド降格ペナルティを受ける。


 ブラジルGPを前に、チーム代表マッティア・ビノットは、アメリカGPでルクレールのパワーユニットがダメージを負った影響で、パワーユニット交換を行うことを決めたと語った。


 ルクレールはアメリカGPのFP3でコースに出た直後、トラブルのためコース脇でストップした。チームはオイル漏れのトラブルが発生したとして、以前の仕様のユーズドパワーユニットに載せ替えて予選以降に臨んだ。フェラーリは、最終戦のひとつ前のブラジルGPで、ルクレール車に最新仕様の新品パワーユニットを搭載することを決めた。


「シャルルは(ブラジルで)新しいパワーユニットを使用する」とビノットはコメントしている。


「オースティンの土曜にパワーユニットがダメージを負ったため、その週末は、以前使用した、パワーの面で劣るバージョンで走らなければならなかった」


「新しいパワーユニットを投入するため、サンパウロではグリッド降格ペナルティを受けることになる。だが、通常のパフォーマンスレベルに戻ることになるだろう」


 アメリカではフェラーリはポールポジション争いに敗れ、決勝ではセバスチャン・ベッテルがサスペンション破損でリタイア、ルクレールは速さを見せられないまま4位に終わった。


 パワーユニットのどのエレメントを交換するのか、具体的なことは明らかにされていないが、新たなICE(エンジン)投入により少なくとも10グリッドは降格されるものと考えられている。


 ルクレールはアメリカGP終了時点で249点を獲得し、現在ドライバーズランキング3位。4位のマックス・フェルスタッペンは14点差、5位のセバスチャン・ベッテルは19点差でルクレールを追っている。

2019年F1第18戦メキシコGP 予選後のシャルル・ルクレール(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


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