女性ドライバーによるWシリーズ、2021年には8戦をF1のサポートイベントとして開催

2020年11月13日(金)13時58分 AUTOSPORT web

 女性ドライバーによるシングルシーターのチャンピオンシップであるWシリーズが、F1との新たな提携の一環として、2021年のF1グランプリのうち8戦でサポートイベントを務めることが発表された。


 ラウンドの正確な場所と日程は間もなく発表される予定だ。この提携関係により、Wシリーズの国際的なシーンへの露出が大幅に高められるだろう。


「来年の8レースでWシリーズをパートナーとして迎えることは、我々にとって非常に重要な機会だ」とF1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは語った。


「2019年にレースを始めて以来、彼らは多くのドライバーに指針を与える存在になっている」


「すべての人々に我々のスポーツの最高レベルに到達する機会を与えることが、非常に重要であると考えている。来シーズン、彼らとF1は提携関係を結ぶ。それは、彼らのエキサイティングなシリーズを紹介すること、スポーツにおいてより幅広い多様性を構築することの重要性を示すことへの我々の決意と献身の表れである」


 2019年にスタートしたWシリーズは、新型コロナウイルスのパンデミックのために2020年シーズンは中止となった。2021年シーズンには選手権ランキングに応じて、F1参戦に必要なスーパーライセンスのポイントが付与される。

Wシリーズ2019年チャンピオンで、ウイリアムズの開発ドライバーを務めるジェイミー・チャドウィック


 WシリーズのCEOを務めるキャサリン・ボンド・モイアは次のように述べている。


「F1は他とは一線を画した世界最高峰のモーターレースシリーズです。Wシリーズを将来より大きく優れたシリーズにすることを誓った時から、F1と提携することは、常に私たちの究極の目標でした」


「WシリーズがF1との協業によってともに前進していくことは間違いありません。私たちの国際的な展開、反響、影響は著しく増大することでしょう」


「2019年にWシリーズをあれほど人気のある成功したシリーズに作り上げたすべての要素が存続します」


「マシンは同一で、接戦の激しいレースが展開されます。私たちの使命は常に、女性レーシングドライバーの利益と可能性を促進することにあるのです」


「Wシリーズには、楽しませるもの、楽しめるものになってほしいと思います」とボンド・モイアは言う。


「私たちは、このシリーズがプロのレーシングキャリアを築こうという女性レーシングドライバーにとって、足がかりとなる重要な最初の選択肢になることも望んでいます。F1との緊密な関係は、そのプロセスを強化する助けになるでしょう」


「その点では、Wシリーズが現在ではFIAのスーパーライセンスポイント付与の対象となったという事実も、重要な要素になります」


「私たちは(F1のチェアマン)チェイス・キャリーとロス・ブラウン、そして彼らの同僚たちが、Wシリーズに信頼を寄せ、多様性と包括性を優先してくれることについて、とても感謝しています。私たちは今年、またそれ以降も、彼らの素晴らしいプログラムである『#WeRaceAsOne』を推進する手助けをしていくつもりです」

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