【J1リーグ2023】第32節ベストイレブン

2023年11月13日(月)12時30分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

2023明治安田生命J1リーグ第32節の9試合が11月11日〜12日に開催された。注目の残留争いでは、最下位の横浜FCと17位の湘南ベルマーレがともに勝利。一方、16位の柏レイソルが引き分けたことで、残り2戦の結果次第でどうなるかわからない状態が続いている。


ここでは、そんな第32節で活躍した選手たちを、ベストイレブン形式で紹介していく。




湘南ベルマーレ GKソン・ボムグン 写真:Getty Images

GK:ソン・ボムグン(湘南ベルマーレ)


残留に向け無敗を続けたい湘南ベルマーレは、第32節で名古屋グランパスと対戦し2-1で勝利。前半危ない場面も数多くあったが、第24節ガンバ大阪戦以来の出場となったGKソン・ボムグンが立ちはだかり続けた。ディフレクションのあったボールや至近距離からのシュートなど、前半から好セーブを連発。名古屋に1ゴールを許してしまったが、チームの残留圏維持に貢献した。




横浜FC DFンドカ・ボニフェイス 写真:Getty Images

DF:ンドカ・ボニフェイス(横浜FC)


次節(第33節)17位湘南ベルマーレとの直接対決に向け、是が非でも勝利が欲しい横浜FCは、第32節サガン鳥栖と対戦。3-1とアウェーで勝ち点3を挙げた。先行するも、すぐに追いつかれるという難しい試合展開の中、DFンドカ・ボニフェイスは攻守で存在感を示した。攻撃ではセットプレーのターゲットとして、またフィードでのチャンスメイクでも躍動。守備でも持ち前の強さと高さを見せて、チームに勢いをつける勝利を呼び込んだ。




ヴィッセル神戸 DFマテウス・トゥーレル 写真:Getty Images

DF:マテウス・トゥーレル(ヴィッセル神戸)


3位浦和レッズとの上位対決に臨んだ第32節のヴィッセル神戸。前半から拮抗した互いに譲らない試合展開を動かしたのはDFマテウス・トゥーレルのゴールだった。反対サイドからの折り返しを頭で押し込み先制点をマーク。1失点は喫したものの、優勝に向けて貴重な勝ち点3を得る原動力となった(2-1)。




横浜F・マリノス DF角田涼太朗 写真:Getty Images

DF:角田涼太朗(横浜F・マリノス)


怪我を押して第32節のセレッソ大阪戦に臨んだDF角田涼太朗。リーグ戦の出場は、第29節のヴィッセル神戸戦以来となったが、安定感は変わらず随所に“らしさ”を見せている。パスカットから一気に前へとつける縦パスで2点目の起点となり、もちろん守備でも抜群の危機察知能力とカバーリング力で簡単にはフィニッシュを許さなかった(2-0)。




アビスパ福岡 MF井手口陽介 写真:Getty Images

MF:井手口陽介(アビスパ福岡)


リーグ戦の連敗脱出を目指すアビスパ福岡は、第32節でガンバ大阪と対戦。先行を許すも終盤で逆転に成功し、3試合ぶりの勝利を収めている(2-1)。難しい展開となったこの試合、豊富な運動量で支え続けたのがMF井手口陽介だ。終始広範囲に顔を出し、受け手と出し手の役割や攻撃の芽を摘む守備のタスクをこなし古巣相手に抜群の存在感を示した。


アビスパ福岡 MF紺野和也 写真:Getty Images

MF:紺野和也(アビスパ福岡)


YBCルヴァンカップで優勝を果たし、リーグ戦に臨んだ第32節のアビスパ福岡。序盤からG大阪に先行を許す難しい展開を余儀なくされた。それでも、MF紺野和也は終盤に交代するまでゲームを通して存在感を見せていた。後半開始早々には、倒れながらのラストパスで一時同点とするゴールをお膳立て。また、倒れてもすぐに立ち上がり背後を取る動きでPKを獲得し躍動。深い位置まで戻ってクロスをカットするなど、守備面での献身性を見せた(2-1)。




横浜FC MF近藤友喜 写真:Getty Images

MF:近藤友喜(横浜FC)


残留争い中の横浜FCは、アウェーでのサガン鳥栖戦に臨んだ。2-1と長く1点差の緊張感漂う試合展開のなか、途中出場のDF近藤友喜が魅せた。終了間際の時間帯、得意のドリブルでサイドをえぐりエリア内へ侵入。マイナスクロスかと思われる場面、GKの意表を突くシュートでゴールを奪った。最近はベンチスタートの多い近藤だが、持ち味を活かし猛アピールした1節となった(3-1)。




湘南ベルマーレ MF阿部浩之 写真:Getty Images

MF:阿部浩之(湘南ベルマーレ)


名古屋グランパスをホームに迎えた第32節の湘南ベルマーレ。4試合連続となるスタメン出場を果たしたMF阿部浩之は、広範囲に顔を出し攻撃の活性化に貢献している。敵陣を斜めに横切るパスで先制点のきっかけを作り、2点目の場面でもこぼれ球を繋いで1対1のチャンスを作った。守備では深い位置まで戻り対応するなど、交代するまで労を惜しまない姿勢を貫いた(2-1)。




ヴィッセル神戸 FW大迫勇也 写真:Getty Images

FW:大迫勇也(ヴィッセル神戸)


前節、痛恨の引き分けとなったヴィッセル神戸は、第32節で浦和レッズと対戦。負けられない上位対決を制して勝ち点3を手にしている(2-1)。そんな試合でやはり頼りになったのがFW大迫勇也だ。前半から長く0-0の緊迫したゲームで得た先制点は、大迫のヘディングでの折り返しから。さらに後半アディショナルタイムには、セットプレーでGKが出ているところを冷静に狙ったシュートで勝ち越し点をマークし、勝利の立役者となった。




横浜F・マリノス FWエウベル 写真:Getty Images

FW:エウベル(横浜F・マリノス)


連勝で首位神戸を猛追する横浜F・マリノスは、第32節でセレッソ大阪と対戦。前半終盤、立て続けに2ゴールを挙げて勝利を収めた(2-0)。今節もスタメン出場を果たしたFWエウベルは、この2ゴール両方に絡む活躍を見せた。クロスで先制点をお膳立てすると、続けて訪れたチャンスでは冷静にコースを突いたシュートで追加点をもたらした。




湘南ベルマーレ FW大橋祐紀 写真:Getty Images

FW:大橋祐紀(湘南ベルマーレ)


前節は優勝争いを繰り広げるヴィッセル神戸を相手に引き分けた湘南ベルマーレ。今節は名古屋グランパスと対戦し、2-1と接戦をものにして残留圏を死守した。3試合連続ゴール中のFW大橋祐紀は今節も絶好調。名古屋のGKランゲラックとの1対1を制すなど2ゴールをマークしている。開幕戦ハットトリックを決めるも怪我に苦しんだ今季。残留に向けてさらなる覚醒に期待がかかる。

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