スーパーGT:Audi Team Hitotsuyama 2017年第8戦もてぎ レースレポート

11月14日(火)7時0分 AUTOSPORT web

Audi Team Hitotsuyama


Press release – 2017.1113 – 008
13/11/2017


Race Report
2017 AUTOBACS SUPER GT
Round-8 / Motegi GT Grand Final


最後尾スタートの
Hitotsuyama Audi R8 LMSが8位入賞


 Audi Team Hitotsuyamaは、2017年11月11日、12日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されたSUPER GT第8戦「Motegi GT Grand Final」に参戦しました。予期せぬトラブルに見舞われ、最後尾スタートを強いられたAudi Team Hitotsuyamaでしたが、思い切った戦略とリチャード・ライアン/柳田真孝の素晴らしい走りで8位に入賞。来シーズンへ期待をつなぐかたちでシーズンを締めくくることができました。


▱予選
 前戦のタイではポールポジションを獲得。決勝前半をリードしながら、エンジントラブルによりリタイヤし、涙を飲んだAudi Team Hitotsuyama。タイから日本に戻ったマシンを確認すると、エンジンに関わるセンサーに不具合があることが判明。このトラブルを解決したチームは雪辱を果たすべく、ツインリンクもてぎの最終戦に臨みました。


 11日の午前、予選に先がけて行われた公式予選では、ライアンが1分47秒544の3番手タイムをマークし、好調な仕上がりを印象づけます。ところが、柳田がドライブしているときにクラッチにトラブルが発生。チームはデータをもとにその原因を探り、疑いのあるパーツを交換しますが症状は解決せず、予選のQ1が始まる午後2時を過ぎても走り出すことができませんでした。これにより、決勝は最後尾からのスタートになりました。


「そのあとにクラッチ本体が割れていることが判明しました。しかも、割れたクラッチが他の部分に噛んでいたのです」とはチーム代表の一ツ山亮次。チームはクラッチを交換するとともに、万全を期すために他の部分も念入りにチェック。その作業は深夜にまで及びました。

Hitotsuyama Audi R8 LMS
柳田真孝


予選結果
P1 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也
P2 #55 ARTA BMW M6 GT3 高木真一/ショーン・ウォーキンショー
P3 #65 LEON CVSTOS AMG 黒澤治樹/蒲生尚弥
出走せず #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/柳田真孝


▱決勝
 決勝が行われる12日の朝、ツインリンクもてぎは気温は低いものの、雲ひとつない快晴に恵まれました。スタート直前のウォームアップ走行に臨んだライアンから「マシンは大丈夫。かなり速いと思う」との報告を受けたチームは、最後尾からポイント圏内を狙い、起死回生の策を講じることにしました。
「とにかく抜いて前に出るしかないのですが、ただ抜いても上位進出は難しい。そこで、リスクを負うことにはなりますが、タイヤ無交換作戦で行きたいと考えました。昨年のこのサーキットでは同じ作戦で優勝しましたし、今回のダンロップタイヤはそのときに近いスペックなので、おそらく行けるのではないかと」とは一ツ山。


 そして、午後1時37分、53周、250kmのレースがスタート。ウォームアップ走行で好感触を得たライアンは、序盤から周囲よりも1秒半から2秒ほど速いペースで周回を続け、最後尾の30位から見る見るポジションをアップしていきます。早めにピットストップを済ませるチームがあったため暫定の順位ではありましたが、20周目には4番手、30周目には2番手、さらに、31周目にはトップにまでポジションをアップしたのです。ライアンが無線で「少しフロントタイヤがきついかもしれないけど、まだまだ行けるよ」と話したことから、チームはタイヤの無交換作戦を決行。「タイヤを交換すれば、柳田をポイント圏外で戻すことになります。しかし、タイヤ無交換なら5〜6位で戻れる。そこで、思い切ってタイヤ交換なしというリスクのある選択をしたのです」(一ツ山)。


 ステアリングを託された柳田は6番手でコースに復帰。給油により重量が増し、マシンバランスも変わったことで、タイヤの状況はさらに厳しくなります。そのため、柳田はポジションを2つ落としたものの8番手を死守。「最後はリヤタイヤも消耗が激しかったのですが、幸い9位との差があったので、意図的にペースを落とさせて、なんとかゴールを迎えることができました」(一ツ山)。これにより、#21 HitotsuyamaAudi R8 LMSはポジションを22上げて8番手でゴールし、ポイントを獲得しています。

Hitotsuyama Audi R8 LMS
リチャード・ライアン


決勝結果
P1 #65 LEON CVSTOS AMG 黒澤治樹/蒲生尚弥
P2 #55 ARTA BMW M6 GT3 高木真一/ショーン・ウォーキンショー
P3 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也
P8 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/柳田真孝


チーム代表 一ツ山亮次のコメント


結果的にはベストに近い戦略と走り方だったと思います。もしも、予選をしっかりと走ることができて、シングルグリッドからスタートしていたら、間違いなく表彰台は行けたんだろうなぁと思うと、悔しさがこみ上げてきます。その一方で、最後尾スタートというどん底の状況から、しっかりと見せ場をつくることができた点には、とても満足しています。それから、このレース運びが認められて、Z F ベストメカニック賞をいただくことができました。チームのみんなで勝ち取った賞ですね。シーズンを通じてマシンが決まれば上位進出ができることは十分証明できました。残念ながら、今日のように予期せぬトラブルに泣いたシーズンでしたが、この経験を次の年に生かしていけるようしたいと思います。
今シーズンの開幕にあたっては、シリーズチャンピオンを目指すと言ったものの、実際に始まってみるとそこからはほど遠い状況が続きました。いつも応援してくださっているファンや関係者の皆さんには本当に申し訳ありませんでした。それにもかかわらず、毎回サーキットに足を運んでくださった皆さんには、本当に感謝しています。来シーズンは常にモニターに映し出されるチームになれるように、オフシーズンに体制を整えますので、引き続き来年も応援よろしくお願いいたします。

Audi Team HitotsuyamaはZFアワードを受賞した


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