オリバー・ジャービス、マクラーレンでIMSA復帰。デイトナ24時間ではロッシが助っ人に

2023年11月14日(火)18時13分 AUTOSPORT web

 日本での活躍経験もあるオリバー・ジャービスは、来季2024年からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のフルシーズンドライバーに復帰し、マーヴィン・キルヒホーファーとともにパフ・モータースポーツのGTDプロ・ラインアップを構成することとなった。


 2022年にメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)でDPi最終シーズンのタイトルを獲得したジャービスは、マクラーレン720S GT3エボのコックピットをファクトリードライバーであるキルヒホーファーとシェアする。


 このコンビには、先週金曜日にミシュラン・エンデュランス・カップ3戦のサードドライバーに決定した元インディカードライバー、ジェームズ・ヒンチクリフが加わる予定だ。


 今回確認された契約は、ユナイテッド・オートスポーツとともにWEC世界耐久選手権とELMSヨーロッパ・ル・マン・シリーズの両シリーズに参戦するため、今シーズンはほとんどシリーズから遠ざかっていたジャービスにとって、ウェザーテック・スポーツカー選手権へのフル参戦復帰を意味する。


 彼の唯一のエントリーは開幕戦デイトナ24時間レースで、39歳のイギリス人ドライバーはEraモータースポーツからLMP2クラスに参戦した。


 ジャービスはそれ以前、DPiクラスで活動していたマツダ・モータースポーツのマツダRT24-Pで3勝を挙げ、前述のとおり2022年にはMSRの60号車アキュラARX-05を駆りトム・ブロンクビストとともにDPiのタイトルを手にしている。


 彼のGTカテゴリーへの参戦はさらに遡る。ジャービスが最後にGTレースに出場したのは2020年のIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジとなっており、この年ベントレー・コンチネンタルGT3をドライブして以来、初めてGTカーのコクピットに戻ることになる。


 GT3レースはこの他、ニッサンとアウディでの経験があり、とくにアウディ時代はR8 LMSをドライブしてデイトナ24時間レースで優勝したこともある。


■ロッシがデイトナで第4ドライバーを務める


 パフ・モータースポーツの開幕戦ラインアップには、NTTインディカー・シリーズのスタードライバーで、デイトナ24時間での総合優勝経験も持つアレクサンダー・ロッシが加わり、計4名のドライバーラインアップを完成させる。


 デルタウイングDWC13でこの北米シリーズにデビューした2016年のインディ500ウイナーは、合計4度デイトナ24時間に参戦しているが残りの3回はアキュラARX-05でのエントリーだったため、今回初めてGTカーでフロリダのオーバルを走ることになる。


「ふたたびロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間)に参戦できる機会を得られたことにとても興奮している」と語ったロッシ。


「GTDプロカーに乗るのは初めてだけど、このレースは長年にもわたって心から楽しんできたものだから、未知のクラスでもそれは変わらないだろう」


「僕はパフ・モータースポーツの皆と一緒に仕事ができることを楽しみにしている。そして、この新しいマクラーレン720S GT3エボがグリッドの先頭に立つのを手助けできることを本当に楽しみにしているんだ」





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