航続距離800kmで充電時間わずか1分! フィスカーが全固体電池の特許を申請

11月15日(水)17時0分 日本版Autoblog



我々は今、全固体電池よる革新の時を迎えようとしている。最近、この新しいタイプの電池開発における進捗を発表した会社が、プラグイン・ハイブリッド車「カルマ」の生みの親として知られるヘンリク・フィスカー氏によって新たに設立されたフィスカーだ。同社はこのほど全固体電池の特許を申請。2023年の量産開始を目指しているという。

フィスカーは現在、発売予定の電動スポーツセダン「Emotion」の予約金を受け付けている新興自動車メーカーだが、その目標が実現されそうな理由がいくつかある。バッテリー開発チームの一員がSakti3社の共同創設者であったこと。Sakti3社は新しいバッテリーを開発するために創設された会社で、2011年に全固体電池の研究を発表したが、2015年には掃除機で有名なダイソンに買収された。ダイソンは2020年までに自社製電気自動車の発売を目指している。トヨタもまた、フィスカーより一足早く2020年に全固体電池の実用化を見込んでいる。

これら各社が全固体電池の開発に取り組んでいる理由は、この新しい電池が現在の携帯電話やノートPC、電気自動車に使われているバッテリーよりも優れた点があるからだ。中でも大きな長所が2つある。高いエネルギー密度と短い充電時間だ。フィスカーによると、開発中の電池は従来のリチウムイオン・バッテリー比で2.5倍のエネルギー密度があり、500マイル(約805km)の航続距離を実現可能としている。また、その充電に掛かる時間はわずか1分だという。この2点は、これまでSakti3を含む他の会社がアピールしている点と同様だ。他にも従来のリチウムイオン・バッテリーより生産コストが抑えられそうだということや、発火・爆発の危険性が非常に少ないという長所がある。

フィスカーは、この新しい電池の技術を来年1月のCES(国際家電ショー)に出展すると発表。生産開始間近となっている新型電気自動車のEMotionも、これと並べて展示される展示される予定だ。EMotionにはLG化学製の従来のリチウムイオン電池が使用されることになっているが、航続距離400マイル(約643km)、9分間の充電で125マイル(約201km)の距離を走行できるという素晴らしい性能を謳っている。価格は13万ドル(約1,470万円)になる予定で、現在は2,000ドル(約23万円)の予約金を受け付けている。フィスカーでは、このEMotionの生産を2019年に開始するとしている。

By Joel Stocksdale

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

日本版Autoblog

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