MotoGP:2017シーズンの年間表彰式が開催。佐々木歩夢がMoto3新人賞を獲得

2017年11月15日(水)18時14分 AUTOSPORT web

 2017年シーズンMotoGPの年間表彰式『2017 FIM MotoGP AWARDS』がバレンシア市内のコンベンションセンターで開催された。表彰式にはマルク・マルケス(ホンダ)やアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、マーべリック・ビニャーレス(ヤマハ)らMotoGPクラスのランキングトップ3など今季活躍を収めたライダーが出席した。


 MotoGPクラスでは、マルケスに自身6度目、最高峰クラス4度目となるチャンピオントロフィーを授与された。マルケスは今季、全18戦中6勝を挙げ298ポイントを獲得。ランキング2位を獲得したドビジオーゾと最終戦までタイトルを争ったが、今季最終戦となったバレンシアGPで3位入賞を果たしチャンピオンを獲得した。マルケスは同時に、年間予選最速ライダーに贈られる『BMW M Award』を5年連続で受賞している。


 また、ダニ・ペドロサが優勝、マルケスが3位表彰台を獲得した最終戦の結果を受け、レプソル・ホンダ・チームがMotoGPクラスのチームタイトルを獲得。ホンダはライダー、コンストラクターズタイトル、チームタイトルと併せて3冠を達成した。

MotoGPクラスでチャンピオンを獲得したマルケス(中央)、ランキング2位のドビジオーゾ(左)、ランキング3位のビニャーレス(右)


 MotoGPクラスのランキング2位を獲得したのは、最終戦バレンシアGPまでマルケスとチャンピオン争いを展開したドビジオーゾ。ランキング3位にはシーズン序盤で3勝を挙げた、ヤマハ移籍初年度のビニャーレスが入った。


 MotoGPルーキー・オブ・ザ・イヤーはバレンシアGPで2位表彰台に上ったモンスター・ヤマハ・テック3のヨハン・ザルコが獲得した。ザルコは2015年、2016年とMoto2クラスで2連覇を達成し2017年からMotoGPクラスに昇格。ルーキーイヤーながら2位表彰台を2回、3位表彰台を1回獲得して総合ランキングでも6位でシーズンを終えた。


 ザルコは同時に、インディペンデント・チームの最上位ライダーとしてベスト・インディペンデント・チーム・ライダーを獲得している。

MotoGPルーキー・オブ・ザ・イヤーとベスト・インディペンデント・チーム・ライダーを獲得したザルコ


 Moto2クラスではフランコ・モルビデリ(カレックス)がチャンピオンに輝き、モルビデリはポールポジション最多獲得ライダーに贈られるティソ・ポール・オブ・ポールズも獲得した。ランキング2位にはトーマス・ルティ(カレックス)、ランキング3位はミゲール・オリベイラ(KTM)が獲得。また、ランキング5位で終えたフランチェスコ・バニャーヤ(カレックス)がルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いている。

Moto2クラスチャンピオンのモルビデリ(中央)、ランキング2位のルティ(右)、ランキング3位のオリベイラ(左)


 Moto3クラスでチャンピオンとなったのは、ホアン・ミル(ホンダ)。ランキング2位にはロマーノ・フェナティ(ホンダ)、ランキング3位にはアロン・カネト(ホンダ)が入った。ティソ・ポール・オブ・ポールズは最終戦バレンシアGPでMotoGPでの自身初優勝を飾り、ランキング4位となったホルヘ・マルティン(ホンダ)が獲得している。

Moto3クラスのチャンピオン、ミル(左)、ランキング2位のフェナティ(中央)、ランキング3位のカネト(右)


 一方、2017年シーズンは日本人ライダーの活躍も見られた。2017年からMoto3クラスに昇格した佐々木歩夢(ホンダ)はランキング20位でシーズンを終え、Moto3クラスのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。佐々木は2018年も同チームからMoto3クラスに継続参戦することを発表している。


 MotoGPへの登竜門、レッドブルMotoGPルーキーズカップでチャンピオンを獲得した真崎一輝もこの表彰式に出席。真崎はMotoGPの最終戦にスポット参戦し、日本人ライダー最上位となる10位入賞を果たす活躍を見せた。


 2017年シーズンのMotoGPも終わりを告げた。バレンシアでは11月14日からMotoGPクラスの公式テストが行われ、早くも2018年シーズンに向け始動している。


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