いよいよ11月16日にマカオGP開幕。F3ワールドカップは日本勢8名参戦

11月15日(水)21時51分 AUTOSPORT web

 今年も11月16〜19日、マカオのギア・サーキットを舞台に、第64回マカオグランプリが開催される。メインレースとなるFIA F3ワールドカップには、今季は全日本F3から6名、FIAヨーロピアンF3から2名の日本人ドライバーが参戦する。


“F3世界一決定戦”として、これまで多くのトップドライバーたちを輩出してきたマカオに、今年も日欧から集ったF3マシンと、多くのドライバーたちが集った。今季の参戦台数は22台で、そのうち全日本F3から3チーム6台が、そしてヨーロピアンF3のモトパークから2名の日本人が参戦する。


 全日本F3勢では、スーパーフォーミュラに参戦する関口雄飛、山下健太のふたりがB-MAX Racing Teamから参戦。また、今季全日本F3のF3-Nで王座を獲得したDRAGONが同チームから初マカオに挑戦する。「まず目標としてはぶつけない。そしてしっかりと完走するということですね。そうすれば、自ずと自分の実力どおりの結果になると思っています」とDRAGON。一方、これまでマカオに複数回挑戦している山下、関口とも「目標は優勝」と語っている。


 一方、これまでマカオで数多くの勝利を飾っている名門トムスは、今季は全日本F3ランキング2位の坪井翔、4位の宮田莉朋が参戦。坪井は「今年は全日本で優勝もできましたし、最多勝という結果も残すことができたので、昨年の経験もありますし、いい流れでこのレースに臨めると考えています」と語る。もてぎでFIA-F4の2年連続王座を獲得した宮田も初挑戦ながら「少なくとも日本人のトップにはいたいですし、初参戦という状況であってもトップ5、優勝争いといった戦いをして、ヨーロッパのチーム含め、関係者に印象的な速さを見せられるよう頑張ります」と意気込みを語った。

B-MAX Racing Teamの3人のドライバーたち
関口雄飛のスーツの腕には『日本人』の文字が入れられる。
昨年優勝を争った山下健太は、4回目のマカオ挑戦となる。
2回目の挑戦となるパロウ
トムスから参戦する宮田莉朋と坪井翔
コクピットからの脱出テストをうける坪井翔


 また、昨年は山下のドライブで印象的な活躍をみせたThreeBond Racing with Drago Corseは、いまやF2にも参戦するアレックス・パロウを擁し参戦。パロウにとっては、2014年以来2回目のマカオ挑戦となる。「前回は初めてとはいえマカオでいい感じで走ることはできていたし、今年は楽しみだ」とパロウ。


 今季ヨーロピアンF3に挑戦したふたりの日本人ドライバーもマカオに挑む。シリーズではハイテックGPに所属した牧野任祐は、チームが参戦しなかったため、モトパークに在籍しての参戦だ。「ヨーロッパのシーズンを振り返っても悪くないチームだと思います。台数が多い(5台)ので、データ的にも豊富だと思いますから、レースウイークに向けても良い感じで戦えるのではないかと思います」と牧野。


 一方牧野とチームメイトになる佐藤万璃音は「事故だけはしないように気をつけます。予選も最後の3分でいけるとなったら、そこからプッシュするという感じで、それまでは常に走り続けることを目標にしています」と慎重に初挑戦のレースウイークを進める考えを語ってくれた。


 日本勢と争うことになるのは、牧野、佐藤も所属するモトパーク、マカオで強力なセオドール・レーシング・バイ・プレマ、そして今季ヨーロピアンF3王座を獲得し、マクラーレンのテストドライバーに就任したランド・ノリスが所属するカーリン。また、ファン・アメルスフールトも侮ることはできない。


 ただ、いずれのドライバーも気にかけるのは“道具の差”。昨年ヨーロッパ勢と全日本勢では、エンジンや足回り等に若干の差があった。今季、その差は縮まっていると思われるほか、タイヤも使い慣れたヨコハマと、条件は昨年よりいいはずだ。日本勢の活躍を大いに期待したいところだ。

2回目の挑戦となるパロウ
モトパークから参戦する佐藤万璃音と牧野任祐
車検に並ぶ牧野任祐のマシン
マカオで強さをみせるセオドール・レーシング・バイ・プレマ。カラム・アイロット(左)は優勝候補のひとり。


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