フェルスタッペン、フェラーリF1の不正説に「ノーコメント」も、新たな技術指令書発行を歓迎
2019年11月15日(金)10時9分 AUTOSPORT web
レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、FIAがアメリカGPに続きブラジルGPを前に全チームに対して技術指令書を発行したことを歓迎、規則の解釈が明確になるのはよいことであると語った。
FIAはレッドブルの問い合わせにこたえる形で、アメリカGPで燃料流量に関する規則の明確化を行い、グレーゾーンを取り除いた。その週末、フェラーリが最速でなかった理由について、フェルスタッペンは「不正をやめたせいだ」と発言。不正はないと主張するフェラーリ代表マッティア・ビノットは、フェルスタッペンの発言に怒りを示した。
ブラジルGP前の木曜、インテルラゴスに登場したフェルスタッペンは、報道陣に問題の発言について聞かれ「それについてはコメントしたくない」と答えた。
「前を見て、残り2戦に集中し、コース上でしっかり戦うことの方が、ずっと重要だ」
FIAはブラジルGP直前に、新たな技術指令書を出し、冷却システムからオイルを燃焼室に送りこみ、パフォーマンス向上を図ることは禁止されているとの見解を表明した。
引き続き規則の解釈を明確にし、何が許されて何が禁じられているのかを明らかにしたFIAを、フェルスタッペンは称賛した。
「いいことだよ。FIAは問題をうまく処理している」とフェルスタッペン。
「何が許されて何が許されないのかが、すべての人に向けてはっきりと示された。あらゆることを文書にして示したのはいいことだと思う」
今回の技術指令書もフェラーリへの疑惑を受けて発表されたものである可能性があり、ブラジルでフェラーリがどのようなパフォーマンスを示すのかが注目されている。