2020年スーパーフォーミュラ参戦の噂流れるハイテックGP代表直撃。「レッドブルのボスが最終判断」

11月15日(金)11時17分 AUTOSPORT web

 2020年の全日本スーパーフォーミュラ選手権に向けて、レース関係者のなかで「ヨーロッパの強豪チームが参戦するのでは」という噂が流れた。そのチームとはイギリスに拠点を構え、FIA-F3などを戦っているハイテックGP。2018年にはアレックス・パロウを、2017年には牧野任祐を起用してFIAヨーロピアンF3選手権を戦ったチームだ。


 ただし、欧州のモータースポーツ関係者のなかでは、こういった噂はほとんど流れていなかった。スーパーフォーミュラに新規チームとして参戦する場合、エンジンを供給するホンダとトヨタの“供給可能枠”といった課題や、ゼロからの立ち上げには莫大な資金が必要となるなど、障壁も多い。


 2019年シーズンを戦ったB-Max Racing with motoparkのように、既存国内チームと海外チームがコラボレーションするような形ならば参戦障壁は低くなるが、それでも両者のタッグが実現するまでには1年以上の期間が必要だった。


 しかも、B-Max、モトパーク、ホンダ、レッドブルの四者が綿密に協力し合いながら、多くの力を割いてようやく実現したものだった。ただし、もう少し緩やかなコラボレーションだったら可能性はありそうに思われた。


 そして11月13日にマカオGPの舞台であるギア・サーキットのパドックで当事者を捕まえた。元レーシング・ドライバーで2006〜07年にはレッドブル・ジュニアでもあった、ハイテックGP率いるオリバー・オークスだ。そこでオークスに、この噂の真偽を尋ねてみた。


——ミスター・オークス、こんにちわ。お元気ですか?

「ああ。ありがとう。キミは?」


——ええ、このとおり。相変わらずお忙しそうですけれど、ひとつ質問させてください。

「いいよ。なに?」


——じつは日本のレース関係者のなかで『スーパーフォーミュラにハイテックGPが参戦する』という噂があるんです。その真偽を聞きたいのですが。

「うーーーーーん(と、手を顎に当てて長めに口を閉ざす)。なんて答えたらいいのだろう? たしかに僕はスーパーフォーミュラ最終戦の鈴鹿サーキットへ行った。それはキミも知っているよね」


——ええ、お会いしました。あなたが鈴鹿を訪問した目的も少しだけ知っています。

「僕はユーリ・ビップスのお目付け役というか、レッドブルのボス(ドクター・ヘルムート・マルコ)の指示で鈴鹿へ行った。もちろん、無限やホンダとの話し合いもあった」


——つまり、モトパークがB-Maxと組んでスーパーフォーミュラへ参戦したように、ハイテックGPも既存チームと組んでの参戦を検討中ということですか。

「まず、僕たちが単独チームとしてスーパーフォーミュラへ乗り込むわけではない。また、モトパークのようにアグレッシブにスーパーフォーミュラと関わるわけでもない。どうなるかまだ分からない」


「なにしろ、僕たちにはFIA-F3だけでなく、Wシリーズや、アジアンF3、イタリア・バレルンガで行われたFIAモータースポーツ・ゲームズにも関わっていたから。めちゃくちゃ忙しいんだ」


「だから、もしスーパーフォーミュラに僕たちが関わるとしても、モトパークのようにメカニックまでヨーロッパから連れて行くのではなく、エンジニアが日本へ行くといった形が精一杯かもしれない」


——とはいえ、なんらかの形でハイテックGPがスーパーフォーミュラを戦う可能性があるのですね。例えば話し合いをしたMUGENやホンダと協力するような形で。

「うーん。レッドブルのボスが最終判断を下すとしか言えない。このマカオGPのあとは2週間の時間的な余裕があるから、いろいろと考えなくちゃいけないね」


 以上がハイテックGPの当事者と交わした会話の一部始終だ。12月初旬の鈴鹿サーキットではオークスの姿をふたたび見られるかもしれない。


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