プルシェンコ氏が羽生に助言、4回転ルッツ必要ない

11月15日(水)16時57分 日刊スポーツ

療養中の羽生への熱いメッセージを語るプルシェンコ氏(右)。左端は松岡修三、同2人目は吉田

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 フィギュアスケート界の「皇帝」と呼ばれ、羽生の憧れのスケーターであるエフゲニー・プルシェンコ氏(35)が15日、都内のイベントに出席し、右足関節外側靱帯(じんたい)損傷で療養中の羽生結弦(22=ANA)へ、熱いエールを送った。
 以下、プルシェンコ氏の主な発言
 −羽生のケガについて
 私はこれまで15度手術をうけました。そのうち3度は背骨の手術。全部が大きな手術でした。伝えたいことは、自分の中にしっかりとした軸があれば必ず回復するということです。そして、ユヅルはしっかりとした軸を持っているので、必ず回復して、全世界に滑りをみせてくれると信じています。
 −自身も連覇できなかった。五輪の難しさとは
 私は五輪3連覇はもちろん、4連覇もできたのかもしれないと思っています。
私が最初に出場した(02年)五輪は、ただ勝ちたいというだけで、前のめりになり、焦っていました。焦ってはいけません。そして、他の選手と戦ってはいけないということも彼に言いたい。克服すべきなのは、恐怖心。幼少から積み重ねてきたことを、晴れの舞台で出せばいいだけです。
 −4回転ジャンプの危険性
 現在のアスリートに感謝したい。フィギュアスケートという競技を大きく前進してくれたからです。わずか7年前、2010年、私が3度目に出た(バンクーバー)五輪で私は4回転ジャンプを跳んだ唯一のスケーターでした。今では数多くのスケーターが複数の4回転を跳ぶのが常識になっている。これが危険かというと、前進することを止めることは出来ない。ユヅルは、まったく新しいフィギュアスケートをつくってくれた。フィギュアスケートは、芸術であり、シアターであり、ある意味ではバレエであるともよくいいますが、究極のスケートとは何かというと、4回転ジャンプだと思います。
 −羽生は今季4回転ルッツをとりいれた。その選択をどう思う
 今回の五輪では4回転ルッツは、必要であるとは思いません。彼は4回転を3回やれば十分だと思います。
なんといっても、羽生選手は他の選手と滑りがまったく違う。もし、次の五輪も出場するなら、そのときは4回転ルッツが必要だと思いますが、今回に関しては必要はない。
 −羽生へ五輪までのアドバイス
 しばらくのあいだ、自分を閉ざした状態にしたらどうですか? マスコミのみなさん、また他のいろんなものと距離を置いてみるのもいい。とにかく最高潮の状態で五輪を迎えてほしい。

日刊スポーツ

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