【楽天】高梨、理想は「左の福山」…46試合登板のルーキーイヤー振り返る

11月15日(水)15時1分 スポーツ報知

西武とのCS第1S第3戦(10月16日)でも好リリーフで勝利に貢献した高梨

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 楽天の高梨雄平投手(25)が、14日までにインタビューに応じた。ルーキーイヤーの今季は46試合に登板し、1勝0敗14ホールド、防御率1・03の好成績。開幕1軍を果たしながら、5月1日に出場選手登録を抹消され、約1か月間を2軍で過ごしたものの、その後は戦力として1軍に定着した。大学、社会人での挫折も全てが今につながっているという左腕は、理想の投手に福山博之投手(28)を挙げた。(取材・構成 山口 泰史)

 好成績で終えたプロ1年目。振り返ってみると、始まりは手探りだったという。

 「開幕時は、何試合投げられるとかイメージできない状態でした。自分のフォームと戦っているというか…。自分自身もこのままではすぐに落ちるなと思ってた。終わってみたら、意外と試合数だったりは投げられたかなと思います」

 シーズン中にも多くの経験を積み、大きく成長できた1年間だった。

 「キャンプから1軍にいさせてもらい、ファームにも行って、最後はCSまで経験させてもらった。大舞台だけではなく、(5月に)2軍を1回知ったというのも大きかったですし、2軍で抑えをやらせてもらったことも、自分の中では大きかったと思っています」

 2軍での1か月、心身両面で多くの収穫があった。

 「まずはフォーム的な課題。膝の角度が毎球ずれるというところを修正するために、トレーニングしました。あとは小山(伸一郎・2軍投手)コーチに『ストライクを投げるのがちょっと怖くなるというのは、だいたい通る道だから、そこは自分で越えていけるように』という話をしてもらった。そこで抑えで使ってもらい、自分でヒントを得ることができましたね」

 逃げていたら試合を締められない抑えというポジションで、メンタル面を改善できたという。

 「打たれる前から自分で名前負けしている部分があったけど、(1軍再昇格後は)あんまり気にならなくなりましたね。誰がバッターというより、投げて抑えて帰ってこないと仕事にならないんで、腹をくくれるようになりました」

 学年が上がるごとに成績を落とした早大時代の挫折も、今につながっている。

 「“1年生”のまま、投げていたというところですかね。ガムシャラにやってただけだったので。当然ボールもいかなくなって、置きにいって打たれて、ストライクが入らなくなって、最後の方はベースに届かなくなったりとか。でも、そういう経験をしたから、今みたいな考え方に落ち着いているところもあると思う。無駄ではなかったと思いますね」

 社会人(JX—ENEOS)時代も結果が出ず、昨夏にサイドスローに転向した。プロからの誘いがなければ、打者転向も検討されていた。

 「(サイドへの転向は)すんなりですね。自分から言いに行ったので、横に変えたいというのは。(打者転向の話は)ドラフト指名されてから、そういう話を聞きました。雑談の中でですけど。大学のときも通算3割9分ぐらい打ってて、バッティングは結構得意だったですね」

 プロ入りが技術的な進歩に直結したという。投げ方も左右も違っても、目標とする投手は福山だ。

 「何か教わるというより、自分で気づける教材が多い。僕はキャンプで見たときから、福山さんを参考にしてました。目指すところはここだなというか。単純に浮かないし、球種も近いので、打ち取り方だったり全てを参考にしています。配球の考え方だったり。一番すごいと思います。できることなら、福山さんの“コピー”になりたいですね。左の」

 ◆高梨 雄平(たかなし・ゆうへい)1992年7月13日、埼玉・川越市生まれ。25歳。小学3年時に川越リトルで野球を始め、中学は川越シニアでプレー。元ヤクルト・ロッテ投手の阿井英二郎監督の誘いを受けて川越東高に進学。3年夏は県大会準決勝まで進んだが、甲子園出場はなし。早大に進学し、3年時にはリーグ戦で完全試合を達成。社会人野球のJX—ENEOSを経て、16年ドラフト9位で指名され、楽天入り。175センチ、81キロ。左投左打。独身。血液型O。

スポーツ報知

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