マクラーレン&アロンソのインディ500プロジェクトが始動。責任者に元フォース・インディアのファーンリーが就任

2018年11月16日(金)7時51分 AUTOSPORT web

 マクラーレン・レーシングは、フォース・インディアF1の元チーム副代表、ボブ・ファーンリーを2019年インディアナポリス500のプログラムを率いるプレジデントに任命した。


 F1ブラジルGPの週末、マクラーレンは2019年にフェルナンド・アロンソとともにインディ500にスポット参戦をすることを発表した。2017年の挑戦の際にはアンドレッティとの提携のもとで参戦したが、来年はそれとは異なり、マクラーレン・レーシングがF1とは別のレーシングチームを立ち上げ、それによってインディ500にエントリーすると、CEOザック・ブラウンは明かしていた。マクラーレン・レーシングとして参戦することで、2台目を走らせる可能性もあると考えられている。また、ブラウンは、将来インディカーにフル参戦する可能性を否定していない。


 15日、新チーム構築の一環として、2019年インディ500プロジェクトのプレジデントにファーンリーを起用することが発表された。ファーンリーはブラウンの直属としてプロジェクトを率いる。


 ファーンリーは40年以上にわたりモータースポーツ界で働いた経験を持ち、インディカーにかかわった時期もある。2008年からF1に参戦しているフォース・インディアを支えてきたが、オーナー変更に伴い、今年夏でチームを離れていた。


 マクラーレンは、今回の発表において、F1チームとは別にインディカーチームを形成することを改めて明言。ファーンリーは2019年インディ500にフォーカスしたテクニカルチームを築き、率いる役割を果たしつつ、マクラーレンの長期的なインディカー参戦の実現可能性を評価するための働きもするということだ。


 今回もエンジン等への言及はなく、詳細は追って発表するとリリースには記されている。


 アロンソは2019年にF1に参戦しないことを決めており、今後の大きな目標として、世界三大レースを制し“トリプルクラウン”を成し遂げることを挙げている。すでにF1モナコGP、ル・マン24時間では勝っており、インディ500で優勝すれば、記録達成となる。


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