G大阪、MF小野瀬康介との契約満了を発表「自分でも驚くほどクラブへの愛着を…」

　ガンバ大阪は16日、MF小野瀬康介との契約満了に伴い、2022シーズン限りでチームを離れることを発表した。

　小野瀬は1993年4月22日生まれの現在29歳。横浜FCのジュニアユース、ユースと歩みを進め、2種登録選手だった2011シーズンにクラブ史上最年少でトップチームデビューを飾った。翌年にトップチーム昇格を果たすと、2016シーズンまで主力としてプレー。2017年にはレノファ山口FCへと完全移籍すると、2018シーズンには明治安田生命J2リーグ第25節までの在籍ながら、全試合のピッチに立って10ゴールを記録した。

　2018年夏にG大阪へと完全移籍。加入直後から定位置を確保し、同シーズン後半戦の明治安田生命J1リーグでは14試合の出場で3ゴールを挙げた。その後も右サイドを中心に“スペシャリスト”として存在感を示す。2022シーズンの明治安田生命J1リーグでは26試合出場3得点を記録。G大阪の15位フィニッシュとJ1残留にも貢献した。

　今季限りでの退団が決まり、小野瀬はG大阪のクラブ公式サイトを通してコメントを発表している。

「今シーズン限りでガンバ大阪を離れることになりました。正直、まだ気持ちのどこかでこの事実を受け止めきれていない自分がいます。そのくらいガンバでの5年間は、自分にとって濃かったし、自分でも驚くほどクラブへの愛着を深める時間になりました。苦しい時も、楽しい時も、一緒に戦ってくれたサポーターの皆さん。コロナ禍ではなかなか皆さんの声を聞くことができませんでしたが、だからこそ今シーズン、久しぶりに皆さんの声をスタジアムで聞けた時は本当に嬉しかったです」

「また、初めてスタンドから自分のチャントを歌ってもらった時は本当に嬉しくて、認めてもらえた気がしたのを覚えています。5シーズン、このクラブで戦い抜けたことは自分の誇りであり、自信になりました。毎日、当たり前のように顔を合わせていた仲間と明日から会えなくなるのは非常に寂しいです。僕はガンバを離れますが、これからも熱く、温かくガンバを応援してもらえたら嬉しいです。お世話になりました！」