消息不明だった“北朝鮮のクリロナ”が3年ぶりに登場 W杯予選出場に欧州メディアも驚嘆「世界からも姿を消していた」

2023年11月17日(金)18時0分 ココカラネクスト

ユーベとも契約を交わし、大きな注目を集めたハン・グァンソン。3年間、消息不明だった彼が久々に公の場に姿を見せた(※写真は2015年のもの)。(C)Getty Images

 久々に表舞台に姿を見せた点取り屋に反響が相次いだ。

 話題となっているのは、現地11月16日に各地で行われた北中米ワールドカップアジア2次予選で、シリア代表に0-1で敗れた北朝鮮代表だ。スタメンとして、かつてユベントスに所属していたハン・グァンソンが出場したである。2020年秋にカタールのアル・ドゥハイルを事実上の退団をして以来、消息不明だった彼が公の場に姿を見せるのは、実に3年ぶりだった。

【動画】「北朝鮮のクリロナ」ハン・グァンソン カリアリ時代のイタリア語でのインタビューシーン

 北朝鮮国内の新型コロナウイルスに対する検疫措置と、シリア国内の内戦の影響により、サウジアラビアのジッタで実施された異例の一戦で、ナンバー10を背負ったハン・グァンソン。プレーでは精彩を欠き、後半開始とともにベンチへ下げられたが、久々の登場に驚きの声が広がっている。

 大きな期待を背負った大器だった。2017年2月にカリアリのユースに練習生として加入したハン・グァンソンは、そこからメキメキと頭角を現し、2017年4月のパレルモ戦でセリエAデビュー。北朝鮮人選手としては初となる、欧州5大リーグでのゴールも決めた。

 19年の夏にカルチョの超名門ユベントスと電撃契約。世界に驚きを提供した。「北朝鮮のクリスティアーノ・ロナウド」だったが、20年1月に年俸1億円の5年契約という好待遇でアル・ドゥハイルに移籍。しかし、わずか数か月後には消息不明となっていた。

 一説には、労働ビザの問題で国外追放の処分を受けたために、母国への強制送還を強いられたと言われるハン・グァンソン。何はともあれ、彼が久々にピッチで躍動する姿は海外メディアでも大きく取り上げられている。

 スペイン紙『Mundo Deportivo』は「3年以上も何の音沙汰も無く、サッカーからも、世界からも姿を消し、地図上から消えていたハン・グァンソンは、この木曜日に再び現れた」と伝え、「今も代表チームの10番を背負う彼は自国のスターであり続けていることを示した。彼がヨーロッパに戻ってくるかどうかは定かではないが、この再登場はサッカー界だけでなく祝福されるべきものだ」と強調している。

 同紙が指摘する通り、ふたたびヨーロッパでキャリアを再開するかは定かではない。しかし、かつてカルチョで異彩を放った「アジアの大砲」が、今もサッカー選手として生きているのは間違いなさそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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