【清水vs札幌プレビュー】エースの鄭大世が復帰濃厚な清水…J1残留まであと一歩に迫った札幌

2017年11月17日(金)18時38分 サッカーキング

札幌のジェイは練習中に発作を起こし倒れたが大事には至らず。直近3試合で計4得点と結果を出している [写真]=J.LEAGUE

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■清水エスパルス ボランチの河井陽介の復帰も攻撃面でプラスに左右しそう

【プラス材料】
 リーグ戦は4試合得点が取れていないなかで、エースの鄭大世がけがから復帰してきたのは大きなプラス。先発するかどうかは未定だが、こうした正念場に強い選手であり、本人も札幌戦に向けて懸命の調整を続けてきただけに期待感は大きい。

 また、ボランチの河井陽介が前節のFC東京戦で長期離脱から復帰し、中断期間でコンディションや連係を高めてきたため、攻撃の変化や鄭へのラストパスという意味でも期待できる。

 守備に関しては、まず失点しないということを重視して全員で守り抜くという意思統一ができており、2試合連続無失点。今節戦う札幌の高さに対しても、個ではなく組織でカバーし合いながら守るという意識は徹底されている。アウェイの札幌ドームでは、ボールが止まる芝生に戸惑い0−1で敗れたが、今回はボールの走りが良いIAIスタジアム日本平なのでピッチ状況的にも戦いやすくなるだろう。

【マイナス材料】
 札幌に対しては昨年から公式戦4連敗中で、そのうち3試合が無得点に終わっている。3バックの札幌に人数をかけて守られ、ロングボールやセットプレーから失点するというパターンをくり返しており、スタイル的にも相性の悪い相手と言える。

 前線の高さという意味では、これまで都倉賢だけでも手を焼いていたのに、そこに190センチのジェイが加わり、さらに難しい相手となっている。清水が札幌の高さにどれだけ対応できるかという点が、勝敗を大きく左右するだろう。

 攻撃に関しては、守備から入る戦い方を続けている中で攻撃の厚みが不足しており、ここ4試合得点がない。しかも、チアゴ・アウベスが先週負傷し、今節出場できるかどうか微妙なところ。彼のリスタートのキックやミドルシュートは札幌に対しても有効なので、欠場となれば痛い要素だ。

文:totoONE編集部

■コンサドーレ札幌 通常のアウェイ戦よりも1日早い2日前に現地入りと万全の態勢

【プラス材料】
 今季の最大目標であるJ1残留まであと一歩のところまでやってきた。この試合に勝利する、あるいは広島が敗れても今節でのJ1残留が決まるシチュエーションだ。

 その意味で、チームのモチベーションは非常に高まっている。4日の練習時に病院に搬送されたFWジェイの体調も大きな問題がないことがわかり、この試合にも先発予定なのはひと安心。一時は周囲が心配をしたことを考えると、元気に復帰してくれたことは大きなプラス材料だ。

 また、この試合に向けては通常のアウェイ戦よりも1日早い2日前に現地入りするスケジュールとなった。万全の状態で清水に挑む。

【マイナス材料】
 チームのモチベーションが高いためマイナス材料はあまり目立たないが、センターバックの菊地直哉が左ふくらはぎに痛みを訴え、この試合への出場可否が流動的。FWヘイスも右ひざがかなり回復してきてはいるものの、まだまだ万全の状態ではない様子で、この試合でも先発出場の可能性は高まっていない。控えFW金園英学も右足首を痛めて別メニューとなっており、この選手についても流動的な状況だ。

 どの選手も重傷ではないが、ベストなコンディションではない。札幌市内も時折、雪がちらつくなど気温がかなり下がってきており、痛みを抱える選手には寒さが敵となってきている。

文:totoONE編集部

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