マカオモーターサイクルGPで死亡事故。イギリス人ライダーが亡くなる

2017年11月18日(土)19時42分 AUTOSPORT web

 11月17日、第64回マカオグランプリのモーターサイクルグランプリの決勝レースが行われたが、レースの6周目、15番手を走っていたイギリス人ライダーのダニエル・ハガーティ(トップガン・レーシング/ホンダCBR1000RR)がフィッシャーマンズ・ベンドでクラッシュ。病院に搬送されたが、帰らぬ人となった。31歳だった。


 FIA F3ワールドカップやFIA GTワールドカップ、WTCCに続いて開催された第51回マカオ・モーターサイクルグランプリは、ガードレールに囲まれた市街地での戦いということもあり、非常に危険度が高いレース。今回は27台が出走し、18日に決勝が行われていた。


 レースはグレン・アーウィン(タク・チュン・レーシング/ドゥカティ1199RS)、ピーター・ヒックマン(SMT-バサムス・MGMマカオ/BMW S1000RR)がトップ争いを展開していたが、上位が7周目に入ったタイミングで、15番手を走っていたハガーティがフィッシャーマンのアウト側にクラッシュしてしまう。


 衝撃でマシンはバラバラになり、ハガーティのヘルメットやブーツが外れてしまうほどのクラッシュとなり、ハガーティは3分後には救急車に乗せられ病院に搬送されたものの、現地時間の18時35分、主催者から死亡が発表された。レースは即座に赤旗中断となり、レース結果は5周で成立。表彰式も行われたが、優勝したアーウィン、ヒックマン、マイケル・ラッター(SMT-バサムス・MGMマカオ/BMW S1000RR)も悲痛な表情を浮かべ、記者会見もキャンセルされた。


「マカオグランプリのオーガナイザーは、非常に残念なお知らせをしなければならない。亡くなったダニエルとその家族、友人に心からお悔やみ申し上げる」と主催者は発表した。

ダニエル・ハガーティの死亡を伝えるマカオGPのオーガナイザー


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