森保ジャパンの白星発進にブラジルメディアは冷静「それほどインパクトがあるものではなかった」と評価した理由は?

2023年11月18日(土)16時56分 ココカラネクスト

上田の3ゴールを含む計5ゴールでミャンマーを粉砕した(C)Getty Images

 11月16日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選、日本代表対ミャンマー代表の試合が行われ、日本が上田綺世のハットトリックなどにより、5-0で勝利した。日本が目標に掲げるW杯優勝に向け、快心のスタートを切った。

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 日本にとって、2026年W杯予選の初戦となったこのゲームは前半11分、上田のゴールで口火を切った。南野拓実から送られた浮き球のパスを頭で合わせ日本に先制点をもたらすと、28分にはペナルティエリア手前でボールを受けた鎌田大地が左足でのミドルシュートでネットを揺らした。さらに、前半終了間際には堂安律のスルーパスを上田がゴールに流し込みこの日2得点目。

 3−0で折り返し、後半開始早々の5分にも味方からのパスに反応した上田が、ゴール前の混戦から抜け出しゴールに押し込み、ハットトリック達成。リードを広げた日本が後半41分にも堂安のゴールで5-0として試合を締め括った。相手に1本もシュートを打たせない、終始圧倒する試合展開で勝ち点3を手にしている。

 これで日本は国際試合7連勝。対戦相手とのチーム力の差を見せつけたこの日の戦いぶりは、サッカー王国ブラジルのニュースサイト『globo.com』もレポートした。ホームで披露したこの日の強さに独自の見解を伝えている。

 同メディアは「5-0。日本は本日、大阪府のパナソニックスタジアム吹田でミャンマーを撃破し、2026年ワールドカップのアジア予選を開幕させた。アヤセ・ウエダが3得点、ダイチ・カマダとリツ・ドウアンがゴールを決めた。前回の対戦が10-0だったことを考えれば、このスコアラインはそれほどインパクトのあるものではなかったかもしれない」と振り返った。

 また今回、招集予定だった選手から負傷者が続出したことなどにも触れており「メンバーを大幅に入れ替え、練習時間をほとんど取れなかったにもかかわらず、日本は90分間一度も相手に得点を許すことなく、終始試合を支配し続けた。シュート数は35対0、枠内シュート数は15対0だった」と指摘。明確となったスタッツの違いにも言及している。

 さらに「通常、格下相手に楽勝しても得るものは少ない。しかし日本にとっては、チーム内の競争を強化するのに十分な勝利であり、出場機会を失っていた何人かの選手たちは、自分の色を見せようと躍起になっていた」として、チーム全体への印象を述べている。

 他にも今回の記事では「ドウアン、カマダ、ミナミノのパフォーマンスを回復させたこと、センターフォワードがハットトリックを達成したことが、今日の最大の収穫だった」と攻撃陣が躍動した点を高く評価している。

 攻守において、好調を維持する日本の強さがそのまま表れたゲームだった。同時に、この日の結果により選手間のポジション争いもさらに熾烈さを増していくことも明らか。続くアウェーでのシリア戦でも連勝を目指すとともに、チーム内におけるせめぎ合いもより激しいものとなっていくはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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