IMSA:デイトナで連覇狙うドラゴンスピード、LMP2クラスにシーズン全戦参戦へ

2019年11月20日(水)7時40分 AUTOSPORT web

 2018/2019年のWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”で、LMP1とLMP2の計2クラスに参戦したドラゴンスピードは、2020年1月に開幕するIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の新シーズンに、LMP2コンテンダーとしてフルシーズンエントリーする。


 2019年シーズンは世界選手権のエントリーを見合わせ、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズやNTTインディカー・シリーズに注力したドラゴンスピード。アメリカ籍の同チームはこれまでも母国のスポーツカーシリーズのオープニングを飾る、デイトナ24時間に参戦してきたが、2020年は第2戦セブリング12時間以降の6ラウンドについてもオレカ07・ギブソン投入する。


 ドライバーはELMSで同チームのレギュラードライバーを務めるベン・ハンリーとヘンリク・ヘドマンが起用される見込み。ミシュラン・エンデュランスカップで招聘する第3、第4ドライバーについては後日発表される予定だ。


 このクルマは以前、インディアナポリスにあるドラゴンスピードのヘッドクォーターで発表されたように、エラ・モータースポーツのサポートのもとで走ることになる。一方、ドラゴンスピードは4年連続でル・マン24時間に招待されることを目標に欧州での活動を継続させるため、引き続きフランス南部に拠点を置くという。


「IMSAが行ったLMP2クラスのスポーティングレギュレーションとスケジュールの変更したことで、ジェントルマンドライバーのアピールの場として、ELMSと肩を並べるようになった。我々はそれに対して積極的に対応している」と語るのは、チーム代表を務めるエルトン・ジュリアン。


 これにヘドマンが「ミシュラン・エンデュランスカップの4つのレースを、欧州シリーズに参加する僕のスケジュールに加えることに決めた」と付け加える。


「しかし、IMSAでは2020年シーズンからブランズドライバーが必要になったため、僕のお気に入りであるロード・アメリカやラグナ・セカを走ることができなくなってしまったのは残念だね」


 2019年の“ロレックス24”でLMP2クラスウイナーとなったドラゴンスピードの参戦によって、IMSAのLMP2クラスでは少なくとも4台のクルマがフルシーズンのグリッドにつくことになる。デイトナ24時間やセブリング12時間などのロングディスタンスオベントでは、さらにいくつかのチームが加わる可能性もありそうだ。

2019年のデイトナ24時間レースでLMP2クラス優勝を飾ったドラゴンスピードの18号車オレカ07・ギブソン


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