紀平梨花、女子フィギュアの新星がロシア勢に勝つ条件

11月21日(水)16時0分 NEWSポストセブン

衝撃のシニアデビュー(時事通信フォト)

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 フィギュアスケート界に待望のニューヒロインが現われた。11月10日、GPシリーズNHK杯の女子フリーで優勝を飾った紀平梨花(16)だ。


 浅田真央の代名詞であるトリプルアクセルの“後継者”として一気に注目を集めた紀平について、フィギュアを長く取材するベテランライターはこう話す。


「運動神経が抜群で、他のスポーツでも一流選手になっていただろうと言われています。非常に頭がよく、自己分析しながら練習や食事の管理ができる。10代半ばでそこまでやれる選手はなかなかいません。昨年にはトリプルアクセルに3回転をつけた史上初の連続ジャンプを成功させ、今回のフリーでもその連続ジャンプを含め、2度のトリプルアクセルを跳んでいます」


 ジャンプに限れば、先輩を超えているという声も。


「真央の進化版といってもいい。今回、フリーでトリプルアクセルを含めた3回転ジャンプを8回跳ぶ“8トリプル”を成功させたことが、世界のフィギュア関係者を驚かせた。8トリプルは真央がソチ五輪の“伝説のフリー”で挑戦し、8回全て着氷しましたが、回転不足などの減点があり、完璧な成功ではありませんでした。紀平は2016年のジュニア大会ですでに8トリプルを跳び、今回も減点なしで成功させた。世界トップクラスの選手でも苦手なジャンプがあるのが当たり前のなかで、稀有な存在です」(前出・ベテランライター)



 ISU(国際スケート連盟)テクニカルスペシャリストでプロコーチの岡崎真氏も、紀平が世界女王の“本命”に躍り出たと話す。


「女子は強豪ロシアの勢いが続いていましたが、今季はエフゲニア・メドベージェワが不調です。紀平選手は今回のショートプログラム(SP)では5位でしたが、それでも平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワに次ぐ今季世界2位のスコアをたたき出して逆転優勝した。スピンやステップでもレベルの高い表現ができるだけにSPでもトリプルアクセルを成功させれば、世界1位が見えてきます」


 早ければ12月、GPファイナルでロシア勢との直接対決が見られる。


※週刊ポスト2018年11月30日号

NEWSポストセブン

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