「秋春制はJリーグ強化に繋がらない」J1新潟関係者が指摘した矛盾点とは

2023年11月22日(水)11時15分 FOOTBALL TRIBE

アルビレックス新潟のバックスタンド 写真:Getty Images

 秋春制移行に関する議論が進むJリーグ。北陸や東北など降雪地域にホームスタジアムを構えるクラブに対するサポート案も報じられる中、いわてグルージャ盛岡やアルビレックス新潟の関係者は依然として反対の声を上げている。


 盛岡は今月19日に行われたシーズン移行説明会の議事録を、20日に公式サイトで公開。これによると、同クラブの秋田豊代表取締役社長は「個人的な意見」と前置きした上で、秋春制移行に反対する理由を以下のように述べたという。


 「今、シーズンはヨーロッパとずれています。ずれていても海外に大体120人くらいの選手が出ています。ということはJリーグのトップの120人がいなくなっている。Jリーグのレベルは確実に下がっています。だからといって良い外国人が来ているかというと昔のような代表クラスの選手というのはほとんどいないです」


 「またヨーロッパとずれているからこそ違約金でお金を取れています。だけどシーズン移行によってヨーロッパと同じになれば、選手は1年契約でしか契約をしなくなってしまう。そうするとクラブにお金を残さない出て行ってしまう」


 「今120人っていうのが200人になってしまうかもしれない可能性があります。もちろん帰ってくる選手もいると思います。でもすごく難しい状況になってしまうんじゃないかなと僕は心配してJリーグの方に伝えています」


 この秋田社長の考えに賛同したのが、新潟のスタジアムMCを務めているお笑い集団『NAMARA(ナマラ)』の森下英矢氏だ。同氏は21日にX(旧ツイッター)を更新。盛岡が公開した議事録の内容を引用した上で、「いわてグルージャ盛岡の秋田社長のコメント。『選手出身』の社長が明確に反対を示してくれている。僕が凄く疑問に思っている『秋春制がJリーグ強化に繋がる』に関して」


 「ここがその通りだと思う。自国リーグを強くするなら海外の事情ではなく、自国の事情に沿ったリーグにすべきだよね」と投稿すると、ファン・サポーターから様々な意見が寄せられている。

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