WRC:トヨタ、2018年も新井大輝、勝田貴元を支援。WRC2含む全10戦に参戦

2017年11月23日(木)17時36分 AUTOSPORT web

 TOYOTA GAZOO Racingは11月23日、ラリーで世界に挑戦する若手ドライバーを支援するプログラム『TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラム』の2018年活動概要を発表した。引き続き、新井大輝、勝田貴元の2名がトミ・マキネン・レーシング協力のもとで活動する。


 このプログラムはラリーで世界に挑戦する若手ドライバーを支援するために2015年にスタートしたもの。総勢71名のエントリーから書類審査や体力/心理テストなどのオーディションを経て、新井と勝田の2名が選ばれた。


 新井と勝田は2017年シーズン、フィンランドを拠点として実戦形式のトレーニングを実施。WRC世界ラリー選手権のWRC2クラス5戦を含む計14戦に参戦している。新井はポルトガルの国内ラリーで初の総合優勝を飾ったほか、スペインの国内戦では2度の勝利を掴んだ。


 また、勝田は2017年のWRC第7戦イタリア・サルディニアでWRC2クラス3位に食い込み、表彰台を獲得している。

2018年もトミ・マキネン・レーシングのもとで”武者修行”に臨む新井大輝
2018年もトミ・マキネン・レーシングのもとで”武者修行”に臨む勝田貴元


 2018年は「競技環境下でのさらなるレベルアップを目指し、実戦形式でのトレーニングを中心」に活動。具体的にはフォード・フィエスタR5でWRC2クラス5戦を含む計10戦に参加する。


 この10戦のうち8戦は新井、勝田の両名がすでに参戦しているイベントとなるため、「初めてのラリーが多かった2017年と比較し、より競技に集中できる環境のなか、両選手のさらなる成長と活躍を期待する」としている。


 活動体制発表のなかで、プログラムの講師陣は「2018年は本プログラムにとって重要な1年になる」とコメントした。


「両選手の今シーズンの成長をうれしく思っています。走行とペースノートのスキルはすでにいいレベルにあり、彼らのさらなる課題は安定性、そしてWRC2など、期間の長いラリーに参戦する際、自身の負荷をコントロールできる精神的な強さです」


「2018年は本プログラムにとって重要な1年になります。また、選手のラリー人生にとっても大きな意味を持つシーズンになることでしょう」


 なお、2017年から、この育成プログラムに参加しているコドライバー、足立さやかの2018年活動については別途発表するとのことだ。


■TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジプログラム 2018年参戦スケジュール(予定)



























































日程競技路面
1/25〜27フィンランド・ラリー選手権 第1戦アークティック・ラップランド・ラリーアイス/スノー
2/15〜18WRC第2戦スウェーデンスノー
3/23〜25イタリア・ラリー選手権 第1戦ラリー・チョコターマック
4/5〜8WRC第4戦フランスターマック
5月上旬調整中グラベル
5/17〜20WRC第6戦ポルトガルグラベル
6/7〜10WRC第7戦イタリアグラベル
7/12〜14フィンランド オートグリム・ラリーグラベル
7/26〜29WRC第8戦フィンランドグラベル
8/31〜9/1フィンランド・ラリー選手権 第6戦エンセットOy SMラリーグラベル


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