原巨人 注目集める新キャプテン問題 ささやかれる「意外な本命」選手の名前

2022年11月23日(水)11時45分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 V奪回を目指す巨人で「新キャプテン」がホットワードとなっている。

 きっかけは原監督が日テレジータスで28日放送予定の「超ジャイアンツ」の予告映像で「キャプテンは〇〇〇に思い切ってしようと思っています。まだ本人には言っていません」と来季からのキャプテン変更を示唆したことにある。

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 巨人のキャプテンは今季まで8年連続で坂本勇人内野手(33)が務めてきた。その前に務めた阿部慎之助(現ヘッド兼バッテリーコーチ)と並ぶ歴代最長、「不動のキャプテン」としてチームを支えてきた経緯がある。

 今季は4位と5年ぶりのBクラスに沈んだ。果たしてV奪回が至上命題となる来季、大事なキャプテンを担うのは誰になるのか。

 この点についてはこんな声もある。

 「順当にいけば、若き主砲の岡本、今年レギュラーを固めた吉川あたりになるでしょうが、ここにきてあのベテラン選手の名前もささやかれています」(放送関係者)

 「忍者守備」といわれる堅守でもチームに貢献した二塁手の吉川尚輝内野手(27)は今季132試合に出場し、打率・277、7本塁打、31打点。年間通してのパフォーマンスが課題とされた中、今年は故障による離脱こそあったものの、しっかり定位置を固めた。

 一方の岡本和真内野手(26)は不完全燃焼のシーズンとなった。シーズン終盤に5年連続となる30本塁打をマークしたものの、年間通して調子が安定せず、8月からは「4番」の座を中田に明け渡すことになった。

 この生え抜き2人がキャプテンの有力候補となるが、ネックとなるのは「いかんせん2人とも前に出たがらない性格。チームを鼓舞して、まとめていく役割ができるかは未知数です」(同)

 伝統あるチームのキャプテンとあって、これまでも名実ともにチームの中心選手が担っていたとあって、「荷が重い」ことも敬遠される要因にあがる。

 一方、ここにきて注目が集まっているのが、先に入団会見も行った、ソフトバンクから入団したベテラン、松田宣浩内野手(39)だという。

 「何といっても会見では原監督の松田への信頼ぶりがひしひしと伝わってきました。ムードメーカー役を期待されていますが、長年常勝軍団の中心メンバーとして、勝負の厳しさも分っています。そのキャプテンシーにも注目が集まっています」(同)

 15日に都内のホテルで原監督同席のもと、行われた入団会見では原監督は松田に対して、こう言葉をかけた。最近の球界では敵チームといえど、指揮官、ナインに挨拶する風潮が当たり前となっているが、「オールスターもたびたびあって、彼は僕に挨拶ひとつしなかった。その姿に非常にうらやましい選手と感じていた」と話し、勝負に徹する姿勢をたたえるシーンもあった。

 さらに続けて「チームを大事にし、野球人として研ぎ澄まされたものと戦いながら、技術以外でも大きく期待する」とチームにもたらす相乗効果を希望した。こういった信頼関係を背景に異例のキャプテン就任もありうるという見方も出ている。

 また巨人で生え抜き選手以外でキャプテンを務めた例といえば、2006年に小久保裕紀氏(現ソフトバンク二軍監督)が主将を務め、話題を集めたこともある。くしくも同一球団出身の移籍組となる、2人目の「巨人キャプテン」が誕生することはあるのか。原監督の「指名」が注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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