ルノーF1を離脱するヒュルケンベルグ、2020年以降の去就は未定も「チャンスのために準備はしておく」と引退を否定

2019年11月24日(日)8時30分 AUTOSPORT web

 ニコ・ヒュルケンベルグはF1を去るという感覚はないと話しており、ルノーを離脱する彼は、チャンスさえあればすぐにでも戦いに戻る用意があると主張している。


 ヒュルケンベルグは176回のグランプリに出場したベテランであり、次週のアブダビGPが終われば9シーズンをF1で過ごしたことになる。これが最後のシーズンになることを望んでいないものの、そうなった場合でも、32歳の彼はモータースポーツの最高峰における日々に何の後悔も感じないという。


「後悔はないよ」と先週末ブラジルでヒュルケンベルグは語った。


「もちろんミスもしてきた。避けられたら良かったけれど、僕たち誰もがミスをすることがあって、今なら違うやり方や動きをするだろう。でも後になってからあれこれ言うのは、いつだって簡単なことだ」


「だから全体としては、自分が達成してきたことを受け入れている。そしてレースドライバーを引退するとは思っていない」


「F1を離れるような気がしていないんだ。グリッド上にはいないかもしれないが、チャンスがあれば、準備は整っているよ」


 ヒュルケンベルグは最近までインディカー参戦の可能性が噂されており、エド・カーペンター・レーシングと話し合いをしていた。しかしながら、先週カーペンター自身がその可能性を否定している。


 また2020年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦するとの噂もあったが、このゴシップは少なくとも現時点でヒュルケンベルグ本人が「フェイクニュース」だと語っている。


「僕はなんの契約もしていないし、近い将来に契約する予定もない」とヒュルケンベルグは付け加えた。


「異なるレースシリーズやチームなどから連絡があるが、今の時点では本当に何も起きていないよ。正直に言うと、僕はとてもリラックスした気持ちでいるんだ」


「とにかく可能な限り良い結果を出してシーズンを終える。その後は、これまでのことを少し振り返り、自分の時間をいくらか取る。そして自分がやりたいことや関心が持てそうなことを考えるよ」


「レースをするために、急いで何かをしたいという気持ちはまったくない。だからとてもリラックスしている」


「この10年のF1は激しかったし、ハイペースで暮らした。だから新しい年が始まるにあたっては、自分がどう感じるか、物事がどう展開し、どの方向へ発展していくかということを考える必要がある」


「正直なところ、今の時点では分からないんだ」


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