Moto2ヘレステスト、2日目はコースレコードを早くも更新。長島哲太も上位につける

　11月24日、Moto2クラスのオフィシャルテスト2日目が、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われた。

　2日目は2回（2時間55分×2回）のセッションが行われたが、午前中のフリー走行5回目まではドライコンディションで走行できたものの、午後からウエットとなり、フリー走行6回目（2時間55分）はほとんどのライダーが走行待機、セッション終盤に3人のライダーがコースインするに止まり、フリー走行5回目のタイムが2日目の総合結果となった。

　2日目の総合トップはルカ・マリーニ（カレックス）で、トップタイムは1分41秒524。マリーニはフリー走行5回目の残り40分でトップに浮上すると、2周連続でファステストを更新。転倒があったものの、今年のスペインGPのサーキットベストラップ、1分41秒890をコンマ3秒更新した。

　総合2番手に1分41秒792でサム・ロウズ（カレックス）。ロウズはフリー走行5回目で最多周回となる48周を回った。総合3番手に1分41秒901でアレックス・マルケス（カレックス）が続き、レミー・ガードナー（カレックス）が1分41秒991で総合4番手に。

　初日トップのロレンソ・バルダッサーリ（カレックス）は1分42秒035で総合5番手。総合6番手に1分42秒196でホルヘ・ナバーロ（スピードアップ）、総合7番手に1分42秒241でマルセル・シュロッター（カレックス）、総合8番手に1分42秒264でアウグスト・フェルナンデス（カレックス）。長島哲太（カレックス）はフリー走行5回目で41周を回り、40周目に記録した1分42秒282で総合9番手。総合10番手に1分42秒305でチャビ・ビエルゲ（カレックス）が続き、Moto2レギュラー参戦経験のあるライダーが上位に並んだ。

　Moto2ルーキーのニッコロ・ブレガ（カレックス）が1分42秒311で総合11番手と初日に続いて、ルーキートップにつけた。MotoGPからMoto2に復帰したトーマス・ルティ（カレックス）は1分42秒361で総合12番手。ブラッド・ビンダー（KTM）はウエットのフリー走行6回目でも2周に止まったもののコースイン。ドライのフリー走行5回目では1分42秒465がベストで2日目総合13番手となった。

　初日に転倒し、左腕の上腕骨、右足の第3中足骨と小指の骨折したホルヘ・マルティン（KTM）は2日目を欠場。バルセロナに戻り、グランプリドクターの診断を受けることになった。マルティンの代役としてイケル・レクオーナ（KTM）が2日目のテストに参加した。AMERICAN TEAM（アメリカン・チーム）のジョー・ロバーツは2日目セッションも参加していない。

　以下、Moto2ヘレスオフィシャルテスト2日目タイム結果。

■Moto2ヘレスオフィシャルテスト2日目タイム結果