マツダ3に世界初の圧縮着火エンジン“スカイアクティブX”搭載車が追加。12月5日発売へ

2019年11月25日(月)14時36分 AUTOSPORT web

 11月25日、マツダは世界で初めて実用化した圧縮着火ガソリンエンジン“スカイアクティブX(SKYACTIVE-X)”を搭載する『マツダ3』を発表。2019年12月5日より、全国のマツダ販売店で発売するとアナウンスした。


 スカイアクティブXは2017年8月に発表されたマツダの新世代ガソリンエンジンで、従来は不可能とされてきたガソリンエンジンでの圧縮着火を、SPCCI(火花点火制御圧縮着火)という技術によって実現したもの。


 その特徴はガソリンエンジンとディーゼルエンジンの“良いとこ取り”をしている点にある。


 具体的には、ガソリンエンジンに利がある伸びの良さや暖房性、排気浄化性を向上させると同時に、ディーゼルエンジンと比べ苦手としていた燃費、トルク、レスポンスが改善されている。つまりスカイアクティブXは、高レベルの環境性能を持ちながらドライバーが意のままにクルマを操れる優れた走行性能を実現した次世代ガソリンエンジンなのだ。

SPCCI(火花点火制御圧縮着火)によってガソリンエンジンでの圧縮着火を可能にしたスカイアクティブX


 そんなスカイアクティブXは2019年の市場投入がアナウンスされていたが、いよいよマツダの最新Cセグメントモデル『マツダ3』に搭載されてデビューすることが決まった。


 マツダ3は日本名『アクセラ』の後継モデルとして2019年に登場。深化した魂動デザインをまとう同車はファストバック(ハッチバック)とセダンの2タイプが用意され、パワートレインには1.5リットルと2.0リットルのガソリンエンジン“スカイアクティブG”、2.0リットルディーゼルエンジン“スカイアクティブD”が採用されている。


 これらラインアップに新たに加わる2.0リットル・スカイアクティブX搭載モデルは、圧縮着火による希薄燃焼によってより優れた燃費性能を実現する。また、マイルドハイブリッドシステム“M Hybrid”の採用することで、さらに効率的な燃料消費を促しながら滑らかで気持ちの良い走りをサポートするという。


 トランスミッションは、クルマを自在にコントロールできる6速マニュアルと、6速電子制御オートマティックが用意され、AT車には走行シーンに合わせて多彩な走りの楽しさを提供するドライブモードが採用されている。


 走りの楽しさを引き立たせるエンジン音、それらがもたらす「気持ちよさ」と「楽しさ」「上質さ」が持ち味のスカイアクティブX。同エンジン搭載モデルの価格はファストバックが319万8148〜368万8463円(税抜)、セダンは6速ATのみで319万8148〜361万6963円(税抜)だ。


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