G大阪下して天皇杯優勝。神戸サポーターへの指摘巡り物議…違反行為と主張も
2024年11月25日(月)17時55分 FOOTBALL TRIBE
ヴィッセル神戸は11月23日に行われた天皇杯決勝でガンバ大阪と対戦。FW宮代大聖の決勝ゴールにより1-0で勝利したが、ゴール裏のサポーターによる行為を巡り議論が白熱。「違反行為に当たる」というネット上での指摘が物議を醸している。
FW宇佐美貴史がハムストリング肉離れによりベンチ外となったG大阪とは対照的に、FW武藤嘉紀、DF酒井高徳、DFマテウス・トゥーレル、FW大迫勇也、MF山口蛍など主力選手がピッチに立った神戸。64分に先制すると、G大阪の反撃を振り切りタイトルを獲得。試合後には、選手たちが日本サッカー協会(JFA)関係者からメダルを受け取ったほか、ピッチ中央でトロフィーを掲げている。
J1でサンフレッチェ広島、町田ゼルビアと優勝争いを繰り広げ、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を戦うという過酷な試合日程の中でも、タイトルを獲得しただけに、神戸の偉業を称える声は多い。
ただ一方で、一部からは国立競技場のゴール裏におけるコレオ掲出が観戦マナー違反に当たるという指摘も。天皇杯の主催者である日本サッカー協会(JFA)の公式サイトでは、南スタンドの1階中央部が横断幕掲出不可能エリアに定められているが、神戸サポーターによるコレオの一部が1階中央部にかかっていることも。その瞬間を捉えた画像がSNS上で拡散しており、「神戸に処分なしは納得いかない」という不満も見受けられる。
こうした処分を求める声に対しては、賛同意見がある一方で「晒し合いは面白くない」「くだらない揚げ足取りは止めようよ」「どうでも良くない?」「サポーターが事前に許可を取っている可能性もあるので」などと、否定的なコメントも。「国立のゴール裏の設計が悪い」と、一方のゴール裏に凹みがあるスタジアム構造を問題視するファン・サポーターもいる。
SNSの発達により、テレビ・インターネット中継で映らない部分におけるファン・サポーター等の行為も話題になることが多いJリーグ。違反行為の可能性を指摘する投稿はここ数シーズンで増加傾向にあるが、同時に過度な批判がサッカー人気低下を招く可能性も指摘されている。