ポルトのコールリーダーが試合開始に“大遅刻”。世界的にも珍しい仰天の理由とは?

11月25日(月)22時34分 フットボールチャンネル

 日本代表やJリーグなどにおける各チームのサポーターグループのリーダー、いわゆる「コールリーダー」は試合開始の何時間も前からスタジアムにいるのが当たり前なのではないか。

 おそらく海外でも同様だが、ポルトガルで珍しい“遅刻”があった。同国紙『レコード』によれば、24日に行われたポルトガルカップ4回戦のポルト対ヴィトーリア・セトゥーバルの試合で、ポルトのコールリーダーのスタジアム到着が試合開始に間に合わなかったという。

 ポルトの南側ゴール裏を仕切るサポーターの最大派閥『スーペル・ドラゴエス』のリーダー、フェルナンド・マドゥレイラ氏は、35分に決まったDFチャンセル・ムベンバの先制ゴールの直前にスタンド入りしたとのこと。

 ただ、単なる“遅刻”ではなかった。実はマドゥレイラ氏は自らも3部リーグでプレーしている現役選手。24日にはポルト戦以外にもポルトガルカップの4回戦が組まれており、マドゥレイラ氏は15時からカネラス2010の一員としてペドラス・サルガダスとの重要な試合に臨んでいた。

 ポルトガル語で「猿」を意味する「マカッコ」という登録名でプレーするマドゥレイラ氏は、アウェイでのペドラス・サルガダス戦に先発して前半終了まで出場した。おそらく15時50分ごろに前半が終わったはずだ。

 試合は0-0のまま延長戦でも決着つかず、PK戦の末に6-5でカネラス2010が勝利を収めた。だが、マドゥレイラ氏は勝利の瞬間を見届けられなかったかもしれない。というのも試合会場のペドラス・サルガダスから、ポルトの本拠地エスタディオ・ド・ドラゴンまでは車で1時間半ほどかかる。

 同氏がムベンバのゴールが決まる直前、つまり試合開始から30分ほどしてスタジアムに到着したとすると、時計は18時頃を指していただろう。遅くともペドラス・サルガダスを16時半頃には出発していないと前半終了までにコールリーダーのお立ち台に登れなかったはずだ。

 カネラス2010の試合はPK戦までもつれたので、15時に開始して全てが終わったのは18時を回っていたに違いない。同クラブにはスーペル・ドラゴエスのメンバーも多く所属しているとされ、17時半開始のポルト戦と4-0での勝利を見られなかった者もいただろう。

 国内カップ戦の同じラウンドで選手とコールリーダーを両立する世界的にも稀に見るミッションを課された男は、44歳にして一般人でもためらうようなハードスケジュールを見事にこなしてカネラス2010とポルトの勝利に貢献したと言えそうだ。

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