Moto2公式テスト最終日はNTSがトップ、MVアグスタが2番手。長島は3日間総合9番手で終える

　2019年シーズンに向けたMoto2クラスのオフィシャルテストが11月25日、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施。へレスでのオフィシャルテスト最終日はスティーブン・オデンダール（NTS）がトップタイムをマークし、3日間総合としてはルカ・マリーニ（カレックス）がトップでテストを終えた。

　トライアンフエンジンを搭載した各チームのMoto2マシンによる、オフィシャルテスト最終日。この日も天候に恵まれず、前夜に降った雨により、午前中からウエットコンディションとなり、断続的に雨が降り続く難しいコンディションとなった。

　なお、テスト初日に転倒を喫し負傷を負ったホルヘ・マルティン（KTM）に代わり、3日目もイケル・レクオーナがレッドブルKTMアジョからテストに参加している。

　Moto2オフィシャルテスト最終日はセッション7とセッション8の2回に分けて行われた。7回目のセッションには29名のライダーが出走し、ジェイク・ディクソン（KTM）が1分52秒775でトップタイムをマーク。

　続いて午後、約3時間にわたり行われた最終セッションには18名がコースインするに止まり、セッション終盤、路面状況が改善したところで1分46秒704を記録したスティーブン・オデンダール（NTS）がトップタイムで、これがそのまま3日目の総合トップタイムとなった。3日目総合2番手にはドミニク・エガーター（MVアグスタ）、3番手にはザビエル・カルデルス（KTM）が続いている。

　オフィシャルテスト3日間の総合としては、2日目に1分41秒524のベストタイムを記録したルカ・マリーニ（カレックス）がトップ。マリーニは、3日目は午前中のセッション7のみに出走し、最終セッションはキャンセル。

　3日間総合2番手にサム・ロウズ（カレックス）、総合3番手にアレックス・マルケス（カレックス）が続き、タイムはいずれも2日目のベストとなった。

　Moto2にフル参戦する唯一の日本人ライダー、長島哲太（カレックス）は、最終日は午前中のみ出走、1分54秒566でセッション17番手につけたが、最終セッションは走行しなかった。3日間総合としては2日目に記録した1分42秒282がベストラップとなり、総合9番手でテストを終えている。

　2019年シーズンに向けた、へレスでのMoto2オフィシャルテストは全3日間の日程を終了。オフシーズンをはさみ、次回テストは2019年2月20〜22日、再びヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで実施予定だ。

　以下、Moto2ヘレスオフィシャルテスト3日間の総合タイム結果。

■Moto2ヘレスオフィシャルテスト3日間総合タイム結果